(続)Windows 10 バージョン 2004以降の日本語入力操作仕様が最悪な件
先週とは気が変わり、Windows 10の新しい日本語入力を試しています。しかし、仕様が最悪なだけでなく、不具合らしき現象も混ざっていて、混乱しています。
今のところ、気づいている不具合らしき現象は二つ。
一つ目は、例えば「ハンバーグが」と入力すると、「ハンバーぐが」になること。わざわざカタカナで直接入力しているのだから、勝手に変換しないでほしい。
二つ目は、最初の文字として「を」 が入らないこと。ローマ字入力では入るので不具合でしょう。例えば、「abcを」と入れようとして、abcの後に「を」を打っても無反応。何か別のひらがな、例えば「あ」を入れた後には「を」が入ります。
Microsoft社は日本語入力のまともなテストをしていないようですね。
僕の希望は、ひらがな/カタカナ/英数は直接入力すること。例えば、
私はBMWのスクーターに乗っている。
と言う文章を得たいとしたら、
わたしはBMWのスクーターにのっている。
と入力すること。
Windows標準の日本語入力で、「無変換キー IME-オフ」と「変換キー IME-オン」に割り当てた状態だと、
[変換]わたしは[無変換]BMW
と入力しようとすると、無変換キーを押した直後に
ワタシハ
になってしまう罠があります。そのため、うまく行く例は、以下の2種類。
[変換]わたしは[英数]BMW[ひらがな]の[SHIFT+ひらがな]スクーター[ひらがな]にのっている。
[ひらがな]わたしは[英数]BMW[英数]の[SHIFT+ひらがな]スクーター[ひらがな]にのっている。
Windows標準の日本語入力では、ひらがなキーとカタカナキー(SHIFT+ひらがな)は押すとそのモードになるだけなのに、英数キーは英数とひらがなのトグルという忌まわしい仕様のため、上記のように複数のパターンができてしまいます。トグルは今の状態を記憶しなくてはならないため、僕には無理です。つまり、確実に毎回英数モードにするには、ひらがなキーと英数キーを連続して押す羽目になります。一方で、ひらがなキーは押しにくい位置にあります。
僕にとっては、無変換キーはトグルしないで英数に切り替えるだけ、変換キーは「ひらがな/カタカナ」に割り当てれれば、満足できます。まともな希望と思うのですが、今の仕様では、無変換キーは、IME-オフ、IME-オン、IME-オン/オフ、ひらがな/カタカナのいずれか、変換キーは、IME-オフ、IME-オン、IME-オン/オフ、再変換のいずれか、と何とも不思議な仕様です。先行例がいくらでもあるのに、なぜこのようなひどい仕様にしたのか、理解に苦しみます。
ローマ字入力の場合でも、モード切り替えして、英数、ひらがな、カタカナを明確に指定することで変換効率を高くできるはず。Microsoft社にはちゃんと考えてほしいと強く思います。
僕が今使っているWindows 10は20H2ですが、間もなく公開される21H1では少なくとも不具合は治っていてほしい。