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Raspberry Pi OSを入れ替えたら、テキストファイルのsyslogが無くなっていた

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5月初めに久しぶりにRaspberry Pi OSを入れ替えました。すると、Debian bookwormベースになりました。

このRaspberry Piは、shairport-syncサーバー (= AirPlayサーバー)のため、それを再ビルドし、正常動作しているかログを確認しようとしたら、syslogファイルがありません。正確には、/var/logを見たら、READMEファイルがあり、中にYou are looking for the traditional text log files in /var/log, and they are gone?から始まる文章があり、syslogはJournalに置き換えられた、と書かれていました。普段からLinux系の情報収集しているわけではないので、Journalは全く知りませんでした。

上記ファイル中のリンクをたどり、まずはIntroducing the Journal を読みます。2011年11月と古い文書ですが、syslogの14点の課題から始まり、Journalの14点のおそらく当時は野心的な目標、そしてちょっと皮肉の入ったFAQまであり、面白い文章でした。概念は理解できたと思います。

次にman journalctlでコマンドを勉強。これ自体で絞り込みや検索までできるのですね。

僕のようにUnix version 6/7や4.2BSDから使用している古い人間には、いろいろなファイルがテキストベースで無くなっていくのはなんとなく悲しいですけど、時代ですね。上記紹介文書中のall entries are cryptographically hashed along with the hash of the previous entry in the fileを見て、特にそう思いました。

macOSはまだテキストファイルのログなので、付き合いは続きそうですけど、macOSでログファイルを見ることは無いからなあ

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