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小さな会社のウェブマスターがパーソナルブランディングについてごにょります。

【昨日は牡蠣食べてきた!】「自分と違う人」に会うには、「◯◯の会」が一番。

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田村氏が書いた「とにかく違う人と会え」という記事を読んで、あらためて思いました。

「こんなグローバルな交流は今の自分には無理だけど、それでもやはり自分と異質な人にはどんどん会っていきたいな。」

要は、同じ業界とか、同じ職種や同じ職場の人とばかり交流していると、どうしても刺激が少なくなってしまい、出るアイデアも出ないし、起こるべきイノベーションも起きにくくなってしまう。もったいないんですよね。

だから、ほんの些細なことでも外部に刺激を求めたい。その中で、自分の知らない世界の常識や発想のヒントを得たいと思って、日々いろんな方々とお会いするようにしています。

わたくしは今、文具店に勤めておりますが、そもそも文具業界の外から来た人間なので、業界に変に染まらないように、無意識に行動しているのかもしれません。

昨日は、貝好きな人の集まる、「貝の会」を開きました。
不定期に開催しており、もう5回目か6回目です。ソーシャルメディアのおかげで、こういった小さなイベントを開催するのが本当に簡単になりました。わたくしにとってはこの部分が最大の恩恵であります。

どんな会かといえば、文字通りみんなで集まって貝を食べるだけの会。職業も、年齢も性別もてんでバラバラです。でもそれが楽しい。普段、知り合う可能性の少ない人たちといっしょにご飯が食べられる、しかも貝が好きという共通項があるので、終始ムードは良好なわけです。

ですから、田村さんの勧める、「リラックスできないピリピリしたスタート」にはほとんどならないのですが、美味しいもの食べるのにピリピリは嫌ですので、この会の場合はそれがちょうどいい塩梅なんじゃないかなと自分では思っています。

さて、昨日伺ったお店は、先週オープンしたばかりのオイスターバー&レストラン オストレアの恵比寿店さん。
もともと牡蠣は三度の飯で毎回出てもいいくらい好きではありますが、実はこのオストレアの統括責任者の吉村さんと少し前にお会いして、「こんなに牡蠣を愛している人がいたんだ!」と感動したことから、今回オープンに合わせてお邪魔することにしたわけです。

この吉村さん、日本全国400軒以上の牡蠣の生産者さんをまわり、多い時で一日400個の牡蠣を試食しながらオストレアの仕入先を開拓した強者。その知識は当然ハンパなく、牡蠣マニアを通り越して完全に「牡蠣変態」のレベルです。

その吉村さんが今回は直々に牡蠣の話をお聞かせくださるとのことで、期待にドキをムネムネさせながらお店に向かったのでした。

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広くて快適な店内。
時間過ぎてるのに、貝の会のメンバーは集まりが悪い。orz

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さて、まずは生牡蠣でしょう。
産地によって同じ品種でも全然味が違います。おもしろい!食べてるものや海の成分が違うんだから当たり前なのですが、ここまで変わるものなのだとみんな感心。

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ちなみに、「クマモト」という牡蠣だけ、品種が違います。でも、戦後あまりの美味しさに輸出されまくり、熊本では絶滅してしまったのだそうです。(近年徐々に復活中)
今回のも生きたままの輸入ものです。小さいながらも深い味わい、牡蠣の女王と呼ばれているそうです。

坂越かきは、この季節お店のメインの牡蠣で、他の料理にも使われます。大ぶりで口いっぱいに甘い香りを楽しめます。美味しい。

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お次は牡蠣フライ。
坂越かきですが大きいなぁ。一粒ものでこんなに大きな牡蠣フライはなかなかないです。

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おっと、焼き牡蠣キター!

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このぷっくり感、たまりません!

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ほうれん草のグラタンも定番ですよねー。
文句なしです。m(_ _)m

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メンバーが昔映画で見た、「ウィスキーをかけて生牡蠣を食べる」というのにも、対応してくださいました。(これは個人的にはあまりハマらなかったですが。)

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箸休めにお店の名物、大葉のリゾットです。美味。
ここにも大きな牡蠣、入ってるしーーー!

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お店のおまかせとしてはここまでだったのですが、もうちょっと食べていない銘柄をいただいて終了。堪能し尽くしましたです。
(小澤マネージャー、西澤店長、遠藤さん、スタッフのみなさん、ご馳走様でした!)

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お店のフロントには、ショーウィンドウのごとく牡蠣が涼やかに並んでおります。

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ということで、今回は貝だったのですが、他にも「文具の朝活」を主催したり、読書関連のいろんな集まりによく参加しています。それから、社会人のジャズビッグバンドにも加入しています。こういうサークル活動的なものも、普段の自分からはみ出す手段ですよね。

また、地縁も最近おもしろいですね。子どものブラバンを手伝ううちに、それまでほとんど知らなかった「地元の大人」とつながりができてきました。これも、その一歩を踏み出さなければ、狭い世界のままだったかもしれません。

さて、次はどんな「◯◯の会」で、どんな「自分と違う人」にお会いできるか?
毎日楽しみです。m(_ _)m

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