【マジ驚いた】練習すると絵は上手くなるらしい。
パソコンのデータ整理をしてたら、いろいろ画像が出てきておもしろかったのでちょっと書きますね。
うちの子の従兄弟のお兄ちゃん、つまりわたくしにとっては甥っ子が、なかなかに絵心のある子でして、夏休みなんかに親族で集まった時に、iPadにサラサラっと描いてくれたのがこの絵です。
好きなマンガのキャラクターとかかな?
フリーハンドで、上手ですよね。絵の描けないわたくしなんかからすると、すごいとしか言いようがありません。
わたくしの世代ですと、侍魂というと先行者のサイトを思い出してしまいますが。
で、うちの子が真似して描いたのがこちらです。
・・・ホラーかよ。
思わず笑ってしまいましたが、逆に絵心のないわたくしの血を引いてしまったと思うと、大変に申し訳ない思いにもなります。ごめんなー。
一応、うちってカミサンはイラストレーターなのですが。まったく才能もらえなかったな。マジごめん。(;´Д`A
これが5年くらい前でしたかね。
その後、パソコンで動画編集をするのが趣味になったうちの子、ユーチューバーにあこがれていろいろ作るようになります。
まぁ、そっちのほうは、同年代の子と比べたら、いいセンスしてるなとは思ってました。
さて、そろそろ高校進学を考え始めた中学2年生の時です。
わたくしが後に「NOUTO」でタッグを組むことになる、Mozu君の存在を知ります。
わたくしは錯視トリック絵のほうで関係するのですが、彼の本職はコマ撮りのアニメーターです。
高校2年生でプロ顔負けのこの作品を作っています。
驚愕ですよね。
間の取り方とか、作品全体のセンスに加え、背景となるジオラマの精巧さで、Mozu君はその後一気にブレイクします。
さらに高校の卒業制作で作ったのが、続編となるこちら。
プロより上手いんじゃないか、というか、間違いなくプロとして食っていけるレベル。(そしてMozu君は、大学に進学せず、クリエーターとして独立して今にいたります。)
そんなMozu君が3年間を過ごした、自由な校風の芸術系の高校、うちの子も「ここの映像専攻に行きたい!」と思ったわけです。
でも、映像科に入りたい子も、入学試験で必要なのが、デッサンの実技でして。
で、うちの子はこれじゃないですか。
・・・無理だ。
絶対無理ですこれ。無理ゲー。
それでMozu君と、彼のご両親に聞いたんですよ。
どうしたら入れますかねと。
そしたら、「受験専門の画塾へ行くんです」と教えてくれました。実はMozu君もどちらかというと絵は苦手で、塾に行かなければ受からなかったんじゃないかとおっしゃる。
塾で描いた習作を見せてもらったのですが、いやー、上手いですよ。うちの子の描いた絵が頭をよぎります。
それでも、子どもの夢を簡単に諦めさせるわけにはいきませんので、中学3年生の春から、新宿にある美術予備校に通わせたんですね。
そしたら、この絵を描いてた子が、
秋にはこうなりました。
絵の上手な方からしたら、まだまだなのはわかりますが、急に画力が上がったのを見て、美術の先生もびっくりして、学校の周年式典の記念冊子の表紙を任されることになったのです。
びっくりですよ。
絵というものは、描けない人は描けないと思い込んでいましたが、描き方を習えば、上手になるのですね。
その後、いろいろあって大変でしたが、何とか志望校に滑り込むことができ、Mozu君の後輩になれました。
手前味噌ながら、人間の可能性について、あらためて感慨深く思った、よく晴れた秋の一日でした。