【感心した】朝ドラ「まんぷく」のモデル安藤百福翁に学ぶべき点。
ドラマはあまり見ないわたくしですが、忙しい忙しいと言いながら、NHKの朝ドラだけはほぼ欠かさず見ております。
なぜ見ているのか?
わかりません。これといった理由は思い当たりません。きっと惰性です。(;´Д`A
今期は日清食品の創業者、安藤百福がモデルの「まんぷく」
さて、今期はご存知のように「まんぷく」であります。朝ドラの主人公はヒロインである安藤百福の奥さんではあるのですが、やはり同性である百福翁に関心を持ってしまいます。
まぁ、ドラマの流れとしては、エベレストとマリアナ海溝のジェットコースターのような、激しすぎる人生を、夫婦でがんばって乗り切っていく的なことだと思うのですが、百福翁に関しては、以下の3つの点をすごいと思っております。
インスタントラーメンのスタートは48歳から
ケンタッキーのカーネル・サンダースも鶏肉を揚げ始めたのは40過ぎてから、マクドナルドを大きくしたレイ・クロックも50を過ぎてからというのもおもしろいですが、百福翁がインスタントラーメンの開発に着手したのは48歳からです。
わたくしも今年48になりますので、ちょっと親近感がわきます。親近感ではないな。これまでのダラダラとした人生は置いておくとして、同じスタート地点でゼロから用意ドンしたとしたら、自分は何をどれくらいできるのだろうという気合いですかね。
これがひとつ。
ラーメンの製法をライバル社に教える
これ、以前どこかで聞いて、すごいなと思っていたのですが、あんまり一般的には出てこない話のようで。
ネットで根拠となる記述を探したら、ありました。最初は製法について、知財をきっちり固めていたようですが、
「野中の1本杉になってそびえるより、豊かな森にした方が実りが多い。大衆に安く商品を提供するためにも小異を捨てて大同につく」として、「日本ラーメン工業協会」を設立して製法特許権をゆずった。この英断により、業界は大きく発展したのである。(こちらより引用)
自社の儲けだけでなく、業界全体を大きくすることを同時に行ったのですね。「業界のために!」「日本のために!」言葉では言えても、実際に行動にするのはなかなかできることではありません。
これがふたつめ。
日本式にこだわらない
最後が、チキンラーメンからカップヌードルへの華麗なる進化です。
箸からフォークへ、ラーメンからヌードルへ、そして何より丼からカップへ。
アジアでの丼で麺を食べる習慣に囚われていたら、今のように世界で食べられる食品になったかどうか?もしなったとしても、かなりの時間がかかったことでしょう。
50を過ぎたおじさんが、この柔軟な発想、そして過去の成功に固執しないマインドを持っていることに驚きます。
以上の3点が、わたくしが百福翁をリスペクトするところです。この先、ドラマではどう描かれるかどうかわかりませんが、引き続きチェックしたいと思います。