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誰でも持っている趣味や特技など好きなこと。それらを突き詰めて考えると、そこにはどんな考えが潜んでいるのか、企業活動において応用できそうな視点はどこにあるのか。ふざけた内容だと思っていても、真剣に考えることで新たしい角度で見ることはできるはずです。そう考えるとなんでも実は意味の連続性を持っているのではないかとも思います。知識ではなく考え方次第で変わってくるということを、実体験やとっつきやすい例で書いていきたいと思います。

震災とTwitterと優先順位と自己満足

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震災とTwitterと優先順位と自己満足

優先順位、プライオリティとかカッコ良く語られるけど、今回の災害を通して、今一度再考させられた。

僕の実家は仙台だが、幸い、両親、祖父母親戚にいたるまで命は大丈夫だった。

この数日、被災地以外の多くの人が
「自分にできること」
について考えたはずだ。

僕はTwitterが日課なので、震災直後からずっとiPadでTwitterをしていた。

Twitter上でも「自分にできること」について書いている人は多く、
数日間は主に被災地に向けての被害や安否、炊き出しや給水の情報がとびかっていた。

表現は悪いが、情報収集をし、現地に有益な情報をツイートや、リツイートすることが流行っていたというわけだ。

だが、良く考えて欲しい。

目的は何だ?

たぶん大前提の目的は、被災地の人達を助けること
なのではないか。

ならば、ここで頭を働かせる必要があるのではないか。
誰をどう助けるのか。

情報は一方通行では意味がないのだ。

Twitterで参考リンクや、応援メッセージや、感動のクリエイティブが流れまくってたけど、被災地の誰が見れるんだろうか?

震災直後、インターネットはおろか、電気すら通じていない。
唯一の外部からの情報手段はラジオか携帯のメールくらいだ。
(通話はできない)

我々、被災地以外の人に向けたツイートならば問題ないが、
少なくとも情報の行き先を被災地と考えるのであれば、
上記のような情報伝達方法や内容は意味が無いのではないかと思った。

もちろん、Twitterの本来の目的は自己中心的な呟きを通してだれかと緩く繋がることだから、別にいいのだけどさ。

でも、ツイートの対象を被災地に向けているならば優先順位は考えるべきではないかと思った。

被災地の誰に向けているのか?
相手の立場に立って考えれば自ずと優先順位は見えてくる。
優先順位が決まればツイートの内容や方法が見える。

僕は「被災地の家族や友人に向けて情報を伝えること」を
目的とした。

そこで、まず考えたのが、Twitterを誰も見ていない、見れない。知らない、ということだ。

そして彼らが住んでいる地域は内陸であり、津波の影響、原発のはないということ。

この二つを踏まえて初めて、
「自分にできること」
が決まるのではないかと思う。

僕の場合は、携帯に入っている全ての仙台の人にメールし、
(いちおう電話もした)何を欲しているのか聞いたり、
仮説を立ててみたりした。

いくつかの返信からわかったことは、ガソリンと、友人の身内が住んでいる地域の被害状況だった。

これらから仮説を立て、優先順位をつけるならばどうだろう。
まず、テレビとネットのニュース、Twitterで、依頼された地域の被害情報を集めた。同時に避難所情報、可能ならば安否確認方法を探した。

たぶん命が一番だろうと思ったから。

同時に地図を広げ、友達が住んでいる地域の情報だ。
これは、まずはガソリン情報だった。
なぜならば多くの友達は車内で暖を取り、
携帯の電源を確保していたからだ。携帯のメールが生命線だから。

ここからはプラスαの作業で、給水情報。
人は水があれば1〜2週間は生きられると聞いた。

そして炊き出し情報。水が飲めたら次は腹を満たすことだろう。

それらをネットから引っぱて来ては全員に携帯メールで送った。
昼間は依頼から30分以内に送るようにした。
なぜなら、夜は電気がなく暗くて全く活動出来ないからだ。
感謝の返信はいらないルールにした。電源がもったいないから。

また、調べてメールしたことは必ずテキストで、
かつハッシュタグを付けて、Twitterにも記録を残した。
そのうち誰かがネットを見れたときに使えるかもしれないと
思ったので。

まぁ、そんくらいしかできなかったけど、
考えた結果、僕にできることはこんなもんだった。

今回の奇しくも、Twitterには「震災」という共通のテーマができてしまった。

残念ながらいつも通りのツイートをすると不謹慎扱いになりかねない状況だったからだ。

しかし、この共通のテーマが設けられたことで、個人の色が見えてしまった。

まるで学校の道徳の時間にするディスカッションのように。

まだ震災は終わっていないが、Twitterは平穏を取り戻している。
僕もいつも通りのツイートをしている。
仙台の復興情報だけは気付いたときにツイートしてるけど、リンクありだ。

「震災情報をツイートする人」だと思ってフォローしてくれた仙台のフォロワーの方にとっては役立たずかもしれない。
徐々にフォローを外していってる。

でもそれでいい。僕の優先順位は変わったので。





Comment(1)

コメント

僕も仙台出身で、なにか自分で出来る事を考えてました。
東京に居ると出来る事が限られてて、本当に被災地の為に何をしたら良いのか、今準備もなしに東北に行ってもかえって迷惑がかかるのでは、そんな何も出来ない自分が悔しくて(涙)
今日は母校の東北高校の試合を応援してます。
これさサーフィンを覚えた新港や福島の海などで、サーファー達がどうしたらまた笑ってサーフィン出来る環境を作れるか、地元の仲間たちと考えたいと思います。
お互い頑張りましょう。

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