オルタナティブ・ブログ > 塞翁が厩火事 >

ITが無いと生きていけないのに、アナログな日々

育MEN(イクメン):日本IBMの働くお父さんは、どうしているの?

»

ただいま、弊社本社事業所では、夏休みの恒例企画「オープン・オフィス」が開催中です。この期間は、家族を会社に連れてきて良い日。父母兄弟、誰でもいいのですが、圧倒的に配偶者と子供が多いですね。オフィスには、子供たちの歓声が溢れています。お父さん、お母さんの働く現場を見てもらおうという企画です。

この期間中は、社内でさまざまなイベントも開催されています。子供向けのプログラムが多いのですが、配偶者や社員が一緒に参加できるものもあります。その中で、8月25日に開催された「育MEN道場」というのが、ちょっと面白かったので紹介しましょう。

弊社執行役員の武藤をモデレーターに、子育てしながら働く男性社員のパネル・ディスカッションが行われました。会場は、男性社員の参加が多かったですが、もちろん女性社員や、夫婦揃って、また子連れで参加の方もたくさんいました。
Dsc_5577 パネル・ディスカッションに参加した社員は、コンサルタント、営業、技術職とどれもお客様先で働いている社員です。
3人とも共働きの家庭。どのように夫婦で子育てを協業しているか、平日と休日のスケジュールを紹介しながら、その中での工夫を話しました。
一人は、奥さんが看護士で、勤務時間の急な変更ができないということで、子供が突然病気になった時など、午前中休んで病院に連れて行くのは、もっぱら夫の仕事だそうです。重要な会議やお客様への訪問は、なるべく午後に入れるようにしていると話していました。

また、育児休暇を取得した話も出ました。弊社では、もちろん男性社員が育児休暇を取ってもかまいません。ただ、周りにあまり見かけません。制度は、あるけど取得に躊躇しているのでしょうか?
今回、パネルに参加した社員は、お客様プロジェクトに参画中に育児休暇を取得したそうですが、きちんと代替メンバーが入り、お客様にご迷惑をかけることなくプロジェクトが遂行できたそうです。男性でも女性でも、同僚の理解とサポートで育児休暇が取れる、そんな雰囲気作りも大切なんだと思いました。まだまだ少ない男性の育児休暇の取得、実際に取得した実例があると広がっていきますよね。

唯一女性のパネル参加者から、日本IBMの働くママ社員の代表として、「働くママの声」のアンケート結果が発表されました。夫婦共稼ぎなのに、「家事は、ママの仕事」と思われていることが多く、ママの負担は大きいのだそうです。また、「手伝ってやろうか?」などの上から目線の言葉は、NGワードなんだそうです。(笑)

パネル・ディスカッションに参加した男性社員は、みな上手に家事を分担していて、それが「育MEN」成功の秘訣なんだと思いました。

同じ悩みを持つ参加社員との苦労の共有ができたようで、満足度も大変高い企画でした。仕事の忙しさと疲れも、子供の笑顔に吹き飛んでしまうのですかねえ?

子育てする女性社員が働きやすい会社として、弊社は、結構有名だと思うのですが、子育てする男性社員も働きやすい会社なんですよ、若い人もどんどん子供を作りましょうとは、この企画の主催者の弁です。

育MENは、厚生労働省が支援しているプロジェクト。日本IBMもがんばりますよ。
Bnr_w234

Comment(0)