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技術で勝って、商売で負けていませんか?

男性が選ぶのではなく女性から選ばれる時代へ

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モノを売る、買ってもらうことが難しい時代になってきました。
安いだけでは買ってくれない、安くて良いモノ、圧倒的にお得感のあるモノしか売れなくなってきたのです。

従って、あらゆる業種において、事業の再編成、ドメインの再設定が必要になってきました。今まで通りの商売のやり方で同じモノを売り続けることが無理になってきたのです。

本日のタイトルですが、
恋愛事情に当てはめて設定しました。
昔は、男性が女性に声を掛けて、気が合えばそこから恋愛がスタートすることが当たり前、女性はあくまで受け身で男性から声が掛かるのをひたすら待っているしかない、という状況でした。

これについては何の異論もなく、ある意味仕方のないことのように人々は捉えてきたのです。だからこそ、たまに女性が男性に声を掛けて誘う、ような事象が発生すると、それが出来る女性は英雄扱いどころか、下手したらはしたない位の評価を受けたのでした。

ところが近年、上記のような恋愛事情が明らかに激変してきました。
下手に男性は女性に声を掛けることができなくなったのです。
背景には、ストーカーを防止する法律の存在やセクハラを予防する風潮が強く世の中に出てきていることがあるからです。

それでは、恋愛相手を探している男性はこれからの時代、どうしたら良いのでしょうか?
これはもう男性はひたすら、女性から"お声"が掛かることを待ち続けるしかないのです。
そのためには、世の男性はさりげないPRを続けなければいけません。
表面だけを飾った薄っぺらい装飾なんかは、簡単に女性に見破られてしまう厳しい時代です。

ただし、男性諸氏も悲観する必要はありません。女性の好む異性像は人それぞれで誰もが同じ人だけを好きになる訳ではないからです。

筆者の過去の拙ブログも参考にしてください。
「姉と弟」という時代

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ここまで書いてきた近年の恋愛事情は、実は企業が日頃行なっているビジネス活動においてもそのまま当てはめることができます。
つまり、余計で過度なPRは逆効果でお客さまを遠ざけてしまうということです。

今どきのお客さまは賢くて、欺くことが難しくて、すぐに嘘はバレてしまうのです。

企業宣伝には興味がなく、あくまで第三者による評判や客観的な評価だけを信じて発注先を選んでしまうのです。

手強くなったお客さまを迎え撃つ企業側は、どうすれば良いのか?
それはもう、日々の仕事だけに精を出して、良い仕事をし続けるしかありません。
この"良い仕事"というのは、自社が評価するものではありません。
お客さまだけが良い仕事をしてくれた、と評価できるのです。

ここで1つ、企業経営者の言葉を紹介しましょう。
世間が思うほど決して旨い商売をしている訳ではないイオンの岡田元也社長(当時)の言葉です。
"なぜイオンは生き残れたのでしょうか?"という質問に対して
「答えはありません。偶然ということにしなきゃいけない。成功したとは全く思わない。そう考えること自体おかしい。成功したと思ったら、転落につながります」

良い仕事をしてくれた、成功した、という評価を与えることができるのはお客さまだけ、世間さまだけなのです。

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