なぜ歯磨き粉はすぐ無くなってしまうのか?
皆さんにも経験は無いですか?
日常、使い続けてきた歯磨き粉の減り方が途中から急に激しいことを。
新しい歯磨きを買ってきて使い始めると、最初のうちはチューブも太くて、使っても使っても減っていかないような錯覚を覚えますが、残りが全体の1/3程度まで減ってくると、途中から急に減り方に加速が掛かったかのように減っていくはずです。
ちょうど同じ事象を筆者(または他の方も)は、トイレットペーパーの減り方の様子に重ね合わせることができます。
まだ残っていると思って、ロールの補充を怠っていた場合の矢先に起きた悲劇は誰もが一度や二度はあるはずです。
固形石鹸にも同じことが言えそうですね。
これらの出来事は、少々大袈裟に言えば人生、それも自分の甘さが出て失敗した経験に照らし合わせることができて、何やら縮図のように思えて仕方がないのです。
どうしてこのような甘さが我々には日常的に繰り返し生じてしまうのでしょうか?
まさか自分の会社の債務危機時でも甘さを繰り返していたら大変なことになってしまいますが・・
背景には、どうやら人間が本来持っている特性があるようです。
ここで1つ象徴的な特性を紹介すると、「パーキンソンの法則」というのがあります。
ご存知の方もいるでしょうが、
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」言い換えれば人間は、それがどんなに簡単な仕事であっても、与えられた時間をフルに使い切ってしまう甘い部分が誰にでもある、という事です。
つまり誰もが経験する、仕事や勉強でも期限ギリギリになってようやく仕上げる、という特性です。
ここまで見てきましたが、どうやら我々人間には甘い部分が相当あるようです。
少なくとも、仕事や勉強では周りに迷惑を掛けたくないものです。
そして、歯磨き粉ならまだしも、トイレットペーパーの悲劇は出来れば避けたいものですね。
代表的な両者を使い続けてきた中での急な減りの早さは、簡単に推測ができそうなものですが・・