若き自動車整備士の未来は?
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先日たまたま、若くして独立して自動車整備の仕事を始めた人物と話す機会がありました。
ほとんど世間話はしていないのですが、彼の仕事ぶりや様子を見ていて思ったことがありましたので、本日の拙稿は少し書いておきたいと思います。
まず第一に、将来に渡って現在彼らが業として行っているガソリンエンジン車を中心とした車両の整備という仕事が続いていくのか?という点を考えたのです。
今でこそ、そこそこ仕事もあって生活を成り立たせることもできるかもしれないのですが、未来はどうか?です。
なぜなら、将来はEV(電気自動車)やFCV(燃料電池自動車)等のエコカーが普及して、世界中でガソリン車やディーゼル車が規制の強化で排斥されるのでは、という視点です。
そうなると、自動車の構造も現在のような仕組みとは打って変わって、電気製品に近い構造となってしまう予測が立てられるのです。
電気系統に強いエンジニアが必要とされて、今の自動車整備士という資格自体も形骸化してしまい、携わっていた技術者からも仕事が無くなってしまわないか、こんな懸念を頭の片隅で抱いていたのでした。
年数で言ったらどうでしょうか、今後5年は続く仕事でしょうが、今後10年続くか?と言うと筆者も自信がなくなってしまうのです。
いずれにしても、世の中の変化が人々の仕事の存続性へも大いに影響を与えていく、典型的な事例を見ていたのかもしれません。
(写真はイメージです)
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