マネジメントで大事なこと
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再び、大企業の不祥事にスポットが当たっています。
なかなか静まることを知らず、次から次へと明るみに出てきているのです。
今の時代、グローバル市場で戦っていくためには、ある程度の規模が企業には求められています。
なぜなら、研究開発等にいかに多くの資金を投資できるかが重要だからです。
従って、海外の企業と対等に伍していくことができなくなってしまった大企業は、当該事業を切り離すなどして、他の勝てる事業に経営資源を集中的に振り向けていくことが求められているのです。
どんなに強い企業でも、保有する事業で永遠に続く事業はありません。
そこで求められてくるのが、選択と集中です。
企業にとってマネジメントで大事なことは、「有事のときにいかに組織を小さくすることができるか」という1点であったりします。膨大企業のように借金をしてまでリスクを取れば当該事業は大きくすることが可能です。でも、最後に明暗を分けるのは、そうまでして大きくした事業をいかに大ピンチのときに極限まで縮小できるかどうかが、その後の復活の有無を決めてしまうのです。
筆者がもし危機的な状況下に置かれた企業から相談を受けたとしたら、真っ先に手を付けるのはコストの徹底的な削減です。
どんどん出ていくお金を最小まで減らして食い止めて、それからようやく売上拡大策の検討に入っていく、という流れです。
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