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11月が仕事上で大切な理由

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persimmon.jpg10月でハロウィーンシーズンが終わったと思ったら、11月に入って早くもクリスマスシーズン到来を告げる飾り付けが各種商業施設や町中の街路で始まりました。

11月1日〜始まるこの光景は以前に比べても早まる一方だった傾向の最終的な到着地点のようです。ただ筆者的にはちょっと早過ぎるという気分です。

なぜなら季節的には晩秋でまだ冬の到来とはいえず、秋のシーズンが続いているからです。

今の11月という月は、我々が日々行っている仕事面ではどのように捉えるべきなのでしょうか?

これについては筆者はズバリかなり大切な季節だと考えています。
1年を通しても重要性はかなり上位に位置するくらいです。

なぜなら、各事業会社においては来年度の予算編成をする時期であり、この中に自社が売り込みたい製品やサービスの価格に相当する金額を盛り込んでいただけるかどうかが、とても大事だからです。

さらに言及すれば、もし御社がどうしても売り込みたい製品やサービスを持っているのなら、この今現在である11月中に提案を進めていき出来るだけクロージングに近いところまで商談を是非進めておきたいところです。

なぜなら今月が終わり12月に一旦入ってしまうと、どの会社も何かと気忙しくなり、公私ともに忙しくなっていく担当者(キーマン)がほとんどだからです。

つまり、12月に入ってあらたな商談を進めようにも、相手があってのはなしであり、聞く方も心に余裕がなくなってしまい、ついつい年明けにもう一度来て欲しい、というつれない返答になってしまいがちだからです。

それでは額面通りの年明け1月5日くらいに、再び商談を持ち掛けたらどういう結果が待っているのでしょうか?今度は逆におとそ気分が抜けない時期でもあり、そんなに焦らないで欲しい、という返答が待っている訳です。

そうなると、ようやく本格的に商談が進み出すのは1月20日過ぎであり、すぐに1月も終わり2月が近づき、さらに年度末が迫ってくる、というあっという間の時の流れの早さに気付くのです。

いずれにしても、この今の11月、早くも半分が終わるとしていて、まだ祝日が一日残っており、月末も30日で終わってしまうという11月。無駄にはできない晩秋にしないといけないのです。


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