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技術で勝って、商売で負けていませんか?

ファミマとユニーの統合から解る事

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uny.jpgファミマとユニーが、来年(2016年)9月の経営統合に向けて基本合意したと、数日前に一斉に報じられました。

ファミリーマートとサークルKサンクスという、国内3位と4位のコンビニが統合することによって、店舗数では首位のセブンイレブンに迫ると言われています。

確かに規模は多くなりそうな気がしました。問題はサークルKサンクスの母体であるユニーグループホールディングスのスーパー事業をどういった方向性に持っていくのか?という点です。

ユニー側の経営層も当初は、既存店舗をそのまま維持するとの方針を打ち出していましたが、ここにきてトーンが下がり、不採算店の見直しを掛ける、と方針転換を図るようになったきました。

総合スーパー(GMS)事業は、イトーヨーカドーも苦戦していますので、今回の話が出てきたときからスーパーの扱いをどるするかで思案が必要な点は筆者も予想できていました。

ここで考えないといけないのは、今や総合スーパーが勝利の方程式とばかりに時代に囃し立てられて築いてきたビジネスモデル、つまり1つの店舗の中に、食料品・飲食店から衣料、雑貨、規模によっては家電まで揃える方式がお客さまに選ばれなくなってきた、という点です。

今やお客さまは、人それぞれ求める商品によって、業態毎の専門店に出掛けて行ってしまう、という事実です。

よくよく総合スーパーが登場した経緯を思い出してみると、お客さまは家族でマイカーに乗って、一度の買い物ですべてが揃う郊外型大型商業施設を選び出したことが、地元のそれこそ専門店がずらりと並んだ商店街の衰退を招いたのでした。

それがかれこれ数十年という時が経過して、人々は再び専門店を選び出したことは予想外であったと思われても仕方ありません。

永遠に郊外型大型商業施設の時代は続き、二度と昔の商店街のような専門店が支持される時代は戻ってこない、という思い込みです。

これらを勘案するに、やはりビジネスに永遠のモデルは世の中に存在し難く、時代は常に推移していくのだと改めて思ったのでした。

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