すべては医療に向かっていくのか?
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世の中のすべての技術開発やイノベーションは、最後には「医療」に向かっていくのでしょうか?
筆者はそう思います。
実はかなり前からそう思っていました。
繊維素材製造会社だけではなく家電メーカーの開発した技術、自動車メーカーの開発した技術など、業種の垣根を越えたあらゆる分野から生み出された技術は、最後は医療(ヘルスケア)分野に持ち込まれ、応用されて人々の役に立つように利活用されていく、という考えです。
株主も医療分野への参入を好意的に捉えています。例えば、富士フィルム。
いち早く時代に合わせて業態を変貌させてきた教科書的な優良企業です。同HD(ホールディングス)のインフルエンザ治療薬である「アビガン」がエボラ出血熱に効能があるとの高い評価を得ています。間もなく治験の結果が出ますが。
同社の株価はこの1年で6割上昇しました。
アビガン効果だけではなく、医療を軸に据えて将来やっていくという経営姿勢を株式市場が高く評価したからです。
世の中では、企業が医療分野に参入することについては概ね好意的に評価する傾向にあるように思えます。
一部の有識者は、あらゆる企業が医療分野への参入を目指していることに対して、競争激化が持たらされることを予想して危惧しています。
それでも筆者の以前の当該拙ブログでも書きましたが、ヘルスケア分野は自動車分野と国内市場を比べても見劣りせず、むしろ将来性では上回っているとさえ考えているのです。
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