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「コンピューテックス」台北国際コンピュータ見本市

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world.jpg台湾の首都台北市で6月2日〜6日の日程で、「コンピューテックス」台北国際コンピュータ見本市が開催されています。

このイベントは、IT分野ではアジア最大規模であり、世界でも2番目の規模を誇っています。

この大きなイベントが、日本からとても近い国である台湾で開催されているのですから、本来なら現地に出向いて写真画像とともに当該ブログでレポートできれば良かったのですが・・

ただ筆者には、「コンピューテックス」自体の存在意義が大きく変わろうとしているのでは、と考えています。

台湾で開催されているのにはそれなりの意味があるのでしょう。世界の工場と言われている国で、なおかつIT機器分野の製造では滅法強いのですから。

ところが、例えばエイサーの展示ブースで紹介していたのは、昔のような一世を風靡したネットブックのようなハード機器中心ではなく、IoT分野への取り組みの本気度をアピールする内容であったのは何を意味するのでしょうか。

つまり今や、パソコンというハード機器を製造して売る、というビジネスには何のウマミもなく、薄利多売の苦労が待っているだけの時代となってしまいました。

さらにパソコンどころか、タブレットの勢いも止まり、スマホでさえ世界ではそろそろ成長の限界が見えてきた、とも言われているのです。

中国発のあれだけ"飛ぶ鳥を落とす勢い"を見せていた、小米(シャオミ)でさえ、勢いに陰りが急に見え始めたくらいです。

そういう点では今年の「コンピューテックス」は、ちょうど時代の転換点に迎えたイベントだったのかもしれません。

こうなるともう、来年の「コンピューテックス」がどう変わるのか、展示各社のブースに並ぶデモンストレーションの内容はどうなってしまうのか、という興味が逆に尽きないコンピュータ見本市でもあるのでした。


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