遠くない将来の自分像が見えますか?
ここ数年くらい前からでしょうか?
本屋さんに行くと急に目にするようになってきた書籍タイトルが、「〜年後に生き残る仕事、消える仕事」といった類いの本です。
筆者の記憶では2007年8月のパリバショック(サブプライムショック)辺りから少しずつ出版されてきたのかもしれません。
今日は、「〜年後」に限定した訳ではありませんが将来、どのような技術を身につけてどういった分野の職業に就けば人より多く稼げるのか、という点について考えてみたいと思います。
まず最初にご紹介したいのが、米デューク大学のキャシー・デビッドソン教授が提言した次の予測です。
「今の小学生は、65%がまだ存在していない職業に就く」
筆者はこれを聞いたときに、大変驚いたのと同時に納得もいきました。
つまり、今から10年前後先の未来には、それほど急速に現在ある仕事の大半が自動化されたり、ロボットに置き換えられたりして消失してしまう、という予測が立てられているのです。
さらに、同じく米国では今後20年間で総雇用の約50%の仕事でロボットが人間に取って代わる、という予測もあります。
以上のように、今ある仕事が、日々試行錯誤や研究されている効率化へのたゆまぬ努力によって、間違いなく確実に近い将来には消えていく、それもこれら努力をしている人たち自身の仕事も奪ってしまいかねない、という皮肉な結果が待ち受けているのかもしれないのに研究は続きます。
それでは、我々職業人はどうすればいいのでしょうか?
これに対する答えは、明白です。
「ロボットやコンピューターによって奪われる心配のない仕事に就くことです。」
別の言い方をすれば、
「自動化されない能力を可能な限り多く身に付けることです。」
もし現在、就活を行っている最中の人に対しては、次のようなアドバイスを送ります。
「あまりにも早く、急速に伸びてきた企業には要注意です。」
理由は、陥落することも早いかもしれないからです。
将来の社会人予備軍である子供たちには、次のように話しかけます。
「すでに用意されたマニュアルどおりに働く人ではなく、マニュアルを作る側の人間になりなさい。」
または、
「他人と比べて、自分の抜きん出た能力を発揮できる分野の職業に就き、思う存分に自分の実力を発揮する。」
こういうアドバイスになります。
あくまで人それぞれですが、それでも自分の思い描いた人生を送るためには、ある程度のお金は必要です。
何もお金の亡者になれ、とまでは言っていませんが、稼げる人間になることは悪いことではありません。
そのために必要なことを上記でも申し上げましたが、ロボットに取って代わられる側に回らないためにも、今からすぐにでも始めないといけないことがあるはずです。
それは自分自身が一番よくわかっているはずです。