オルタナティブ・ブログ > インターネット団体職員の独り言 >

インターネットとそのガバナンスについてつらつらと

巨人の肩から未来を見る - Internet Week 2010 プログラム公開

»

今年も近づいてまいりました、Internet Week。今年は11月24日(水)から26日(金)まで、場所は、去年までの秋葉原コンベンションホールから線路を挟んで斜向かい、富士ソフトアキバプラザで開催です。やっとプログラムのあらましが固まって、プログラム公開+事前登録開始とに漕ぎ着けました。


こちらのページのご挨拶にも書いているのですが、毎年毎年やっているInternet Weekも、毎年ゼロからのスタートです。業界の各団体からプログラム委員会にご参集いただいて、結構なハイピッチで会合を開いて固めてきたプログラムは、こちら

プログラムだけでなくスポンサーもゼロからお願いするわけで、毎年始めるときには集まっていただけるか不安なのですが、今年も無事各社からご協力いただくことができます。協賛各社の皆様、ありがとうございます。

今年は、Internet Weekの原型であったIP Meetingが始まってちょうど20年という記念するべき年に当たります。IP Meetingは現在Internet Week最後のプレナリセッションとして残っていますが、今年のIP Meetingでは、これまでの20年のあゆみを振り返りながら、今後10年を展望しよう、と意欲的にやってみようと思います。

その他のプログラムのラインナップ、去年も同じようなことを言ったのですが、詰めて固めてきたものだけにどれも愛着があります。IPv6、ルーティング、DNS、セキュリティ、PKIといった基盤技術のセッションに加えて、ソーシャルアプリや、端末も含めた環境変化がライフスタイルに及ぼした影響古くて新しい文字コードに着目するセッションなど、今年ならでは話題も取り込んでいます。

「巨人の肩から世界を見る」というサブタイトルをつけたのですが、「巨人の肩に乗る小人」という、ニュートンが使った表現を元にしているんですね。偉大な発明家の業績も、自分だけが偉大なわけではなくて、先人達の業績(==巨人)にほんのちょっと付け加えただけなんだ、と謙虚におっしゃっているんだと思いますが、毎年Internet Weekに関わって、徐々に技術が高度化していくさまを見ていても、過去の営みの上に今の営みを付け加えて重ねていくことの意味の重さを感じずにはいられません。IP Meeting 20年という節目に似つかわしいサブタイトルだと思います。

これからいよいよ最後の詰めといった局面です。プログラムの仕上げや、メディアへの露出もでてくると思います。Twitterでは、@IW2010 やプログラム委員や他の皆さんが、 #internetweek2010 でつぶやいて行きます。ご興味があれば、是非ともいらっしゃってください。参加登録受付中でございます。

Comment(0)