オルタナティブ・ブログ > 少しでもパラノイアになってみる >

知的好奇心を満たすために、いろいろなことにチャレンジする

"秋のAMD FX祭り"に行ってきた

»

久々にAMFのイベントがリナカフェで行われたので行ってきました。オーバークロックデモの後半から行って、AMDのプレゼンテーションだけ聞いてきました。

FXのベンチは各種公開("AMDのZambeziはBarcelonaの再来か")されています。そのFXの詳細な説明がされていました。

トランジスタ数はMではなく、B(10億)だそうです。20億個だそうです。Zambeziのダイサイズが315平方mmなので、1モジュールが大体20平方mm前後でしょうか(後藤氏の記事では18平方mm前後だと言われています"AMDの「Bulldozer」は製品で4GHz超え")。

IntelのSandy Bridgeは216平方mmで512KBのL2込みで19平方mmに見えます。Zambeziの2MBのL2+1モジュールは、32平方mm(後藤氏の記事では30.9平方mm)前後かなと思います。L2の量が違ったりHyperThreadingとモジュール構成は同列に比較は出来ませんが、Zambeziはキャッシュリッチだなと思ったりしました。このように見るとAMDのコアは小さいわけでは無いんですね(HyperThreadingとモジュール構成が同じ程度のパフォーマンスとするならばですが)。

Zambeziのダイサイズ(315平方mm)はThuban(Phenom II X6)の346平方mmよりも小さいため、製造コストはそのうち逆転できるかも知れません。ただし現状製品の出荷があまり調子がよくないことを考えるとなかなか難しいのでしょう(周波数が出ないのか、それとも消費電力が高い過ぎるものしか取れないのか...)。

毎年10~15%のパフォーマンス/Wは改善すると言われているため、Load時の消費電力のバカ食いはそのうち解消されていくのでしょう。Phenom→Phenom IIで大幅にコア数を増やしながら消費電力は改善されましたしね。Bulldozer系は2012年は10コアとか発表されていましたので、途中でコア数を増やして性能を上げるのでしょう。

実際の製品が発売されていない状況で少し残念(過去のイベントではレシートを持参するとプレゼントとかありましたね...)ですが、AMDがまた秋葉原で単独イベントを行ってくれたことはよかったことだと思っています。

そういえばロードマップは公開されませんでした(じゃんけん大会の途中で帰ったので)。そこが一番面白いところだと思うのに...

Comment(0)