Android 3.2タブレットGALAPAGOS(A01SH)のタッチ&トライブロガーミーティングにいってきました
イー・アクセスから出るGALAPAGOS(A01SH)を試すことが出来るイベントに行ってきました。
A01SHのスペックは、Tegra 2を採用している7インチAndroidタブレットです。発表会では、イー・アクセス、シャープ、NVIDIAの方のプレゼンが行われました。
A01SHで一番気になっていたのは、WiFiモデルであることと7インチを採用したことです。
メディアタブレットはAppleのiPadだけ成功していると言われています。Androdiタブレットがスマートフォンほど成功していません。
イー・アクセスの方が、ほしいメディアタブレットのサイズに関してアンケートをとると7インチが最も多い55%だったそうです。また、シャープの方がGALAPAGOSの10インチと5インチを販売していますが、5インチの方が6割り程度だったそうです。
日本市場と言う意味合いもありますが、やはり電車の中で利用できるサイズでないと日本では普及は難しそうな気がします。今は電車の中では携帯電話を見ている人が多いですが、GALAPAGOSが狙っている電子書籍はスマートフォンサイズだと厳しいため、市場があるのではないかとコメントされていました。
私はiPadは大きすぎると思っていたので、アンケート結果やGALAPAGOSの売り上げ割合を見ているとやっぱり7インチ以下が普及してほしいものです。
イー・アクセスの方が、3GではなくWiFiモデルを販売をした理由に、通信費の節約を上げていました。これはGoogleがAndroidを販売しているのと同じ理論です。Googleは検索を増やすために、いつでもインターネットに接続できる環境としてAndroidを準備して間接的に収益を増やす戦略をとりました。イー・アクセスもモバイルルーターの売り上げを目指すために、魅力的な端末が必要です。モバイル専用ゲーム機等もありますが、やはりよりリッチで長時間使用できるタブレットの方がいいでしょう。
iPadもWiFiモデルが8割りの売り上げ台数になっているところを見るとメディアタブレットに3Gはまだ早いような気がします。このあたりは通信費がもっと安くならないと無理かも知れませんね。
1人1台触れたので、各種ベンチマークを取ってみました。古いAndroidしか手元になかったため、ベンチってこれでいいのか気になりましたが。
957
2,096
5,083
(画像取り忘れた)
・Javascriptベンチ
ブラウザ | Sunspider | V8 Bench Mark Suite |
Peace Keeper |
Asteroids |
デフォルトブラウザ | 2,252 | 569 | 1,043 | 5 |
Firefox | 1,830 | 565 | 791 | 5 |
Krakenはすごく時間がかかってしまい取っていません。
ベンチ結果は比較するものがないため、どの程度速いのかわかりませんがTegra 2が現在Androidタブレットの標準CPU/GPUのため、他社とそれほど開くとは思えません。
そのTegra 2のチップを見せてもらいました。
比較するものが無いため、分かりづらいですがすっごく小さかったです。こんな大きさなんですね。上記のベンチを取っていたとき暖かい程度だったのですが、このサイズだとそうですよね。
NVIDIAはAndroidタブレットでゲーム端末としてアピールするためのTegra用のゲームマーケットも立ち上げているようです(AndroidマーケットはGoogle以外も立ち上げてもいい)。イベントではゲームをしていました。
モバイル専用ゲーム機は、長期的なスパンでスペック固定ででるビジネスモデルになっています。ですが、半導体の進化は1年に1回程度で更新されています。ですから、モバイル専用ゲーム機は出た時ハイスペックですが、時間が経過すれば見劣るスペックになります。
以前はモバイル専用ゲーム機のライバルは、他社メーカーのモバイル専用ゲーム機でしたが、今は違いします。iOSやAndroidの汎用機がライバルになってしまいました。これらのスマートフォン・メディアタブレットは半導体の進化のペースで性能向上します。これでは、モバイル専用ゲーム機がピークになりかけているときにスペックで見劣るケースが出てくるでしょう。
NVIDIAはAndroidでモバイルゲーム機市場のルールを破壊するのではないかと思われます。もしかするとAndroidスマートフォン・タブレットは、電子書籍よりもこちらの方がより速やかに立ち上がるような気がしますね。
少ない時間での使用感に関しては、簡単な作業ではAndrodi 3.2は十分だと思います。遅くはありませんし、それほど不満もありませんでした(短い時間の使用なので...)。
一番気になったのはサイズです。横もちした場合、微妙に全ての範囲に手が届きませんでした(もう少し手が大きい人にはちょうどいいかも)。もし、電子書籍を見るだけならば手が届かなくてもあまり問題はありません(ページをめくるだけならば)。
ですが、もし文字入力したり、思考道具として電車の中で活用する場合は、少し大きいような気がします。縦持ちすればいいのかと言われると、どうなのでしょうか?どちら持ちが安定するものでしょうか。7インチサイズを常時活用したことが無いので、難しいところだと思いますが。
メディアタブレットはiPad以外成功していないと言われています。いろいろな要素はあると思いますが、Android 3.0が登場したのは2011年初めで一年たっていません。Androidタブレットの成否を判断するのは少し早い感じがしますが、今後改善されるといいですね。
メディアタブレットが成功できない要因の一つにサイズがあると思います。大きすぎれば常時持ち歩かなくて利用シーンが限定され、小さすぎるとスマートフォンと利用シーンがバッテングします。
そういった意味ではA01SHの7インチはメディアタブレットのホットスポットだと思います。ただ400gを切るサイズは少し重過ぎるのではないかと思います。iPadの重さは常時持つには論外ですが、300g強は常時持つのがぎりぎりかなと思ったりしています。PSPやDSが200g台なのはそのあたりが影響しているではないでしょうか。
そうなると、もう少し軽いサイズ(5インチ)の方が市場に受け入れやすいと思います。ただしその場合GALAPAGOSが狙う電子書籍では少し厳しそうですが、Androidタブレットをモバイル汎用ゲーム機として売って、電子書籍もついでに読めるとしたほうがより売れそうな気がします。