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COMPUTEX TAIPEI 2011の感想

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先週COMPUTEX TAIPEI 2011が行われましたので、その感想を。私は、このような展示会の中で一番好きのは、COMPUTEX TAIPEIです。それは自作ユーザだからと言うのもあるのですが、IntelとAMDがCOMPUTEX TAIPEIを重要視しているため、それにあわせて発表するケースが多いことがあるためです。

なぜ、IntelとAMDがCOMPUTEX TAIPEIを重要視するかと言えば、台湾にはマザーボードメーカやOEM&ODMメーカが多いため、COMPUTEX TAIPEIをアピールする場としていると言われています(エンドユーザに対するアピールではない)。

IntelのUltrabookに関しては、既にエントリを書いているので、ここでは取り上げません。

Windows 8のUI

Windows 8がARMでも動作させるデモが行われました。その中で、「Windows 8のアプリケーションはWebベース」と述べています。たぶんですが、これには補足があると思います。Windows 8のWebアプリもサポートするというのではないでしょうか。さすがに、ネイティブアプリは残ると思いますので、x86及びARMの両方をサポートするアプリと言う意味あいもあるのではないでしょうか。ただし、MicrosoftがHTML5にコミットすることを考えると正しい方向性にも見ます。

ただ、気になるのはWebGLのサポートでしょう。HTML5ベースでゲームを作ろうと思うとどうしても、表現不足が陥ります。現時点でHTML/CSS/Javascriptでリッチなゲームを作ろうと思えば、WebGLが一番手軽です。WebGLはOpenGLベースです。Microsoftはどうするのでしょうか?

また、ARM版タブレットのWindows 8系ですが、Windows Phoneとの関係はどうなるのでしょうか。Webアプリで両者の間をシームレスにつなげるのか、それともやっぱり断裂があるのかわかりません。このあたりは、今後情報が出てくると思われますが、Webアプリベースならば、プラットフォームの互換性を維持できると思われます。Windows PhoneにIE 9が搭載するのもその方針のように思えます。

■AMD陣営

残念ながらZambezi(Bulldozer)が60~90日以内に出荷開始するとアナウンスされました。マザーボードは大量に発表されているのに...

Llanoに関しては正式発表は無く、動いている製品は展示されていたようです。このちぐはぐなところがたまりませんね。

Llanoの後継製品であるTrinityを披露する場がありました。CPUコアがBulldozerなので、試作品が既にできていることを考えると早いうちに公開されるような気がします(Intelも大体1年後には発売していますしね)。Trinityは、中身に関してはあまり公開されていませんが、CPUはBulldozer、GPUはNothern Islands世代と言われています。まだ、APUの融合に関しては明確に記載されていませんが、今後が楽しみにな製品です。

また、メディアタブレット用のDesnaが発表されました。これでどの程度AMDのCPUがメディアタブレットに存在感をアピールできる興味がわきます。x86でAtomばかり面白くないので。

Snapdragonの事情

初期のスマートフォンはほぼQualcommのSnapdragonばかりでしたが、最近はNVIDIAのTegra 2採用が増えたり、Android 3のタブレットはTegra 2がリファレンスと使われたり、ARM陣営の高性能化に最初に取り組んだQualcommがですが、少し影が薄くなってきています。それを覆すためのSnapdragonの製品群を展示がされていたようです。

Snapdragonですが、GoogleのChrome OSノートブック「Cr-48」が動いていたりと面白い展開です。ARM陣営もNVIDIAとQualcommが競うと(TIもいるけどね)より進化が加速すると思います。

ARM陣営の競争自体も面白そうです。このあたり、もう少し分かりやすいベンチマークとか出ないでしょうか(ユーザが実行できるベンチマークで)。

ASUSのPadfone

以前からディザー広告として公開していたPadfoneですが、ようやく全容がわかりました。MotorolaのAtrix 4Gみたいな感じです。この方向性の製品は未だに成功していませんが、将来的には、うまくいくのではないかと思っています。ケースバイケースで使用するガジェットを変えるではなく、使うガジェットが変身したほうが便利なケースもあると思います。

また、ASUSから赤いEee PC X101が公開されています。ノートPCはよく天板の色を変えることはよくあります。ですが、システムトータルで配色を気にしている製品は多くありません。VAIO Cシリーズが今一番華やかだと思います。

ですが、それでもキーボードは黒を採用しています。ですが、赤いEee PC X101は、キーは黒ですが(はげたり、指の脂とかも点くので黒以外選択ができませんが)、キーのバックは赤色です。ここまで白もしくは黒以外で統一されたのは無かったと思います。今後もこのようなタイプが増えれば思っています。

■NVIDIA

COMPUTEX TAIPEI 2011で一番興味深かったのはNVIDIAではないでしょうか(IntelのUltrabookも興味深かったですが)。

Kal-Elの高性能のアピールは今後メディアタブレットで高品質なゲームができることのアピールになります。もしかするとモバイルゲームガジェットの勝者は、NGPでも、3DS(好調ではないようですが)でもなく、Kal-Elを採用した製品とかになっているのでしょうか。

ARM版Windows 8の登場でTegraシリーズはゲーム市場を狙って躍進するような気がします。

■まとめ

COMPUTEX TAIPEI 2011ではマザーボードやユニークな製品も出てきましたが、怪しい(DRAMを使ったストレージとか)はあまりありませんでした。

SilverStoneのビデオカード6枚を搭載できるTemjin TJ12(買えないな)や、ASUSのLGA2011&LGA1366ツインCPUソケット(これは発売されないようですが)等面白い製品もありましたが、もっと驚くような製品があっても良いのかと思います。COMPUTEX TAIPEIなので。

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