オルタナティブ・ブログ > 少しでもパラノイアになってみる >

知的好奇心を満たすために、いろいろなことにチャレンジする

Phenom II X6 1090T BlackEditionに換装してみた

»

夏休みだからといって工作しているわけではありません。つい最近私が使っているマザーボードがPhenom II X6 1090T BlackEdtion(以下1090T)がサポートしていることに気づいたので、換装してみることしました。

換装後の構成は以下になります。

CPU

Phenom II X6 1090T(3.2GHz)

メモリ

8GB

マザーボード

M4A79 Deluxe(AMD 790FX)

OS

Windows 7 64bit

換装後のタスクマネージャーは以下のように6つ表示しました。使いきれるかな...

各種ベンチ結果は以下になります。

■WEI

■PCMarkVantage

■3DMarkVantage

■CINEBENCH R11.5

■Sandra

■FF XVIベンチ

■まとめ

 

Phenom II X6 1090T BE

(3.2GHz)

Phenom II X4 940 BE

(3.0GHz)

PCMarkVantage

7,016

6,142

3DMarkVantage(Total)

P8353

P7861

3DMarkVantage(CPU)

16,157

10,263

WEI プロセッサ

7.5

7.3

CINEBENCH R11.5 CPU

5.21

3.23

Sandra Dhrystone

68.86

41.58

Sandra Whetstone

55.53

34.45

FF XIV ベンチ LOW

3,307

3,174

FF XIV ベンチ HIGJ

1,780

1,771

CPUに依存するベンチマークはコア数比&周波数比の性能を上げています。

次にWebWorkersを使ったサンプルをChrome 5.0.375.125でPhenom II 940BE(以下940)と比較したデータは以下になります。

値が小さいほど良いことを示しています。Turbo Coreが効いていることと若干周波数が高いため、1~4スレッドは1090Tは940の短時間で終わっていますが、5スレッド以降はコア数差があわられます。このあたりは、6コアの能力差と言えます。

次に、CINEBENCH R11.5をコア数毎にベンチを取ってみました。

スレッド数

CINEBENCH R11.5

1

0.96

2

1.88

3

2.76

4

3.50

5

4.38

6

5.16

Turbo Coreは3スレッドまで効くようになっているのですが、若干効いているかな?程度です。また、2,3スレッドは中途半端に効いている感じです。

次はBlackEdtionを使うならばオーバークロックを試さないわけにはいきません。CINEBENCH R11.5で動作検証をしました。周波数及び電圧の操作はAMD OverDriveユーティリティを使いました。

周波数

(GHz)

CPU VID

(V)

消費電力

(W)

CINEBENCH

R11.5

3.2

1.1625

217

5.13

3.2

1.3000

235

5.15

3.6

1.3000

260

5.78

3.9

1.4500

316

6.16

思ったよりは伸びませんでした。20%向上させるのに80W増は効果的でなさそうな感じがします。3.6GHzまで行くとTurbo Coreで伸ばした周波数になります。CPUのモデルナンバー的にはもう上のモデルを出さないと思うため、消費電力をみると3.6GHzあたりが45nmのK10のコストレスの常用限界のように思えます。

使ってみて一番思ったことはTurboCoreはあまり効くパターンは少なそうですね。TurboCoreをONにするとアイドル状態でも20W増えます。増えすぎのような気がします。このあたりはBulldozerで改善してほしいですね。

M4A79 Deluxeは、ソケットはAM2+です。このため、1090Tの全性能を出し切っているわけではありません(メモリの規格やHyperTransportとか)。今のデスクトップPCは2008年の夏ごろに組み立てました。

途中で、Phenom II X4 940 BEに換装、マザーボーボードの故障による交換&Radeon HD 4550搭載(トリプルディスプレイにするため)、Blu-ray Discに変更、Windows 7&メモリ8GB化、Phenom II X6 1090T BEに換装といろいろと変更してきました。特にCPUの換装を2度行うとは想定していませんでした(1度目は組み立て時に既に予定していた)。ビデオカードの交換(DirectX 11化)を2010の秋もしくは冬に行う予定でいますが、今の筐体はそれでおしまいになるでしょう(2011年にリフレッシュしたい...)。

AMDのソケット戦略のおかげで2度交換することができ、今のデスクトップPCの寿命を延ばすことができました。すごく速いわけではありませんが、現在のミドルレンジクラスの性能はあると思います。これでまた少しコア数を生かしたソフトを作ってみたいと思います。

【CPU関係】
AMDの新しいCPUアーキテクチャであるBulldozerの性能に関して
CPUの進化に関して
COMPUTEX TAIPEI 2010の感想
AppleのAMD CPU採用の噂に関する考察
Phenom II X4 940BEに換装した

Comment(0)