Google日本語入力(一部)をオープンソース化したMozcをインストールしてみた
Google日本語入力の一部をオープンソース化したMozc(モズク)を公開されましたので、Ubuntu 10.4にインストールしてみました。
インストール手順はLinuxBuildInstructionsの手順のとおりです。
私は、最初に各種ソフトのインストールをsynapticで入れてみました(apt-getと変わらないかも知れませんが)。
後は"Get the Code"、"Compilation"、"Build and install debian package"を実行しておしまいです。もし、LinuxBuildInstructionsの手順に手を入れるのであれば" sudo dpkg -i ..."の前に以下の様にバージョン名を確認する手順を入れたほうが良いと思います。
Chrome OSをビルドしたときは結構大変だったのですが、Mozcはインストール手順はよくできていてコピペでできました。実際、私は英語の説明の箇所は一切読まず、大文字の見出しのみを読んでインストールできました。簡単です(Chrome OSのビルドの経験が生きているかもしれませんが)。
この後テキストエディタで文字入力を行うとIBus-Anthyが動いていることがわかります。
"Google 日本語入力がオープンソースになりました"に"今回のオープンソース化は、まずは Chromium OS への対応を目的としたものです"とあります。2009/11にChrome OSを立ち上げた時に日本語が...と思ったものですが、ChromiumOSBuildInstructionsも公開されているためChdome OSにMozcを搭載できるようでよかったです。
ただし、Windows/Mac版とは辞書等がだいぶ違うようです。このあたりはGoogleの存在理由の元になるキーテクノロジーをオープンソース化できないと言うことなのでしょう。
Ubuntuの日本語環境を変更できたのを実感するためにもUbuntu上で書き物をしてみようかと思います。
【Google関係】
・Google Chrome OSをThinkPad X61で起動させてみた
・Google 日本語入力で"さくらきち"と変換したら...
・Google Chrome OS~最新技術と戦略を完全ガイド~の感想