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Google Developer Day 2009のサポーター向け事前ミーティング その3

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先週末にGoogle I/Oがあり、Google Wave等が発表されましたが、来週(6/9)は、Google Developer Day 2009です。今回で事前ミーティングは終了です。

■AJAX API

7つあるAJAX API(Maps API,AJAX Search API,AJAX Feed API,Visualization API,AJAX Language API,AJAX Libraries API,Earth API)の紹介と、その中でVisualization APIの使用例などを紹介するそうです。

私は、Maps APIとEarth API以外は使ったことがありました。特に、先日公開した「Google Analytics Data APIを用いてブラウザシェア(月毎)推移をグラフ化してみた」では、Visualization APIを使ってグラフを作っています(公開時にはFirefoxしか動きませんでしたが、今はIEとSafariは動きます)。

AJAX APIを使うメリットは、JavascriptとHTMLだけで表示が可能なところです。私はMaps APIを使ったことがないのですが、とてもJavasciptだけで実現しているとは思えないほど機能は豊富です。また、Earth APIとかは3D表示可能です。

後、AJAX Libraries APIで、いつの間にかYUIをホスティングをしているのをはじめて知りました。AJAX Libraries APIが公開されたときは、YUIがなくて少し残念だったのですが、いつの間に。

Visualization APIをプッシュするのはあまり使用されていないそうです。ドキュメントが英語しかなかったりしているのもその要因のひとつのようです(将来的に訳してくれるらしいです)。私もTimeLineがどうしてもうまく動かせなくて、しぶしぶあきらめた経緯があります(前回のエントリをLinechartではなく、TimeLineのほうがよかった)。

私は、Chart APIと比べるとVisualization APIのほうがデータ設定が簡単なため、断然いいと思っています(但し、画像ファイルのURLが必要な場合は、この限りではありません)。

ですが、Visualization APIでテーブルのデータを変更してグラフをdrowすると、追加され続けます。テーブルは、更新されていくのですが。例えば、「Google Analytics Data APIを使ったサンプル(グラフが追加されまくる)」で、期間を変更して(変更しなくてもいい)、"データ取得"を何度か押すと、以下のようにグラフが追加されていきます。

それがユーザによって、都合のいいことか分かりません。HTMLをデバッグしてみると...

GChart_Frame_*と追加されていくのが分かります。表のほうは、最新データのみ表示されます。Linechartはdrowのたびに増えていくのが仕様のようです。このため、drowの反対のerase(消す)があってもいいのではないかと思うのは私だけでしょうか。前回のエントリでは、"データ取得"のたびに、removeChildしてグラフを消しているため、最新データのグラフしか表示されません。

まだ十分に私はVisualization APIを活用できていませんが、十分強力なAPIなのでグラフの種類が多くなれば、もっと活用例が増えるような気がしています。できればガントチャートができるのがあるといいですね。

ついでにGoogle Developer Dayのサポーターの方々のブログなどの検索するGoogle AJAX Search APIを用いた"Google Developer Day 2009 Jpanサポーター検索"を作成しました。

タグをクリックすることで、検索文字列を入れなくても検索可能です(昨年作ったものにタグと検索対象を変更しただけ)。横に広がりませんが(近いうちに修正します)、とりあえず公開しておきます。

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