Google Analytics Data APIを用いてブラウザシェア(月毎)推移をグラフ化してみた
Google Analyticsは、アクセス解析として有名です。私は、Google Analyticsのスクリプトを入れられることができれば必ず設定しています。
Google Analyticsで表示されるデータを見ていても面白いのですが、そのデータを加工したいと思うことは少なくありません。CSV形式のデータをダウンロードできるのですが、月毎や週毎のデータ推移を見ようと思うと少なくない手間が発生します。
ですが、Google Analytics Data APIを用いれば、データを取得することも加工も自由自在になります。
そこで、Google Analytics Data APIを用いて、ブラウザシェア(月毎)の推移をグラフ化してみようと思います。ついでに、Google Analyticsは、ブラウザのシェアを見ることは可能ですが、それは指定期間内のシェアのみです。
"Google Analytics Data APIを使ったサンプル"にアクセスしてください。Google Analyticsを使用してない方はどうなるかちょっと分かりません。
ログイン状態が"ログアウト中"になっていると思います。そこで、"ログイン"ボタンを押してください。以下のようなページに行きアクセス要求を聞いてきます。
このページは、JavascriptでのGoogleへの認証機能を用いているため表示されます。詳しくは、"Using "AuthSub" Authentication with the JavaScript Client Library"などを読んでほしいですが、できれば"アクセス許可"ボタンを押してください。そうしなければ前に進みません。私が作成したページは、HTMLとJavascriptのみで構成されているため見れば分かりますが(難読化もしていません)、私が持っているサーバ側にデータを送ることはしていません。
ログインすると取得プロファイルが表示されて、"データ取得"ボタンが押せるようになるはずです。
取得プロファイルとは、Google Analyticsの入る画面に出てくるプロファイルのどれを取得するか選択するようにしています。
また、取得期間は名前のとおりです。ここで、Google Analyticsを登録外の期間を指定すると、メッセージの欄に"開始月にはデータがありませんでした。Google Analyticsを導入した月を確認してください。"と出ますので正しく設定してください(データがなければスキップする機能を入れるべきですが、無駄なアクセスを減らしたいので)。
正しい期間を設定して、"データ取得"ボタンを押すと進捗の箇所の数字が増えていきます。
完了すると収集データの箇所に、グラフと表が出てきます。
ただし、このページは、5大ブラウザ(IE,Firefox,Chrom,Safari,Opera)のシェアしか出ないようにしています。
グラフと表は、Google Visualization APIのLinechartを使っています。
このように、Google Analytics Data APIを用いればGoogle Analyticsのページからいちいちデータをダウンロードする必要もなく、欲しい情報を加工して見せることも可能です。Googla Analytics Data APIで取得できるデータの種類は、"Dimensions & Metrics Reference"にあります。
サンプルページは、ソース置き場のgoogleanalyticsdataapi.zipにあります。ついでに、小さい画像がありますが、それは必要です(Note: For the Javascript ...を参照)。
私として、ディスプレイの大きさの推移もそのうち盛り込みたいと思っています(時間があればですが...)。
2009/06/01:22:53追記
すみません、最初にアップしたファイルはFirefox以外では動きませんでした。現時点では、IE8、Safari 4で動作確認しました。Operaではサポートされていないため動きません。Chromeでは、なぜか"No Analytics account was found for the currently logged-in user"となり動きません。申し訳ありませんでした。