"NVIDIA GEFORCE Graphics +"に行って来ました
NVIDIAの"NVIDIA GEFORCE Graphics+"に行って来ました。
イベントの題でもあるGraphics以外にGPUを使用することを強調したものでした。
NVIDIAのGPGPUをとして使用するためのCUDAですが、略語だと知りませんでした。
アーキテクチャの名称なんですね。CUDAは、いろいろと使用されるようになりCUDA ZONEで公開されています。その使用例の説がされました。
CUDAが科学計算、ビデオ編集などに使用されているのは知っていましたが、3D Webにも使用されるようになるのは初めて聞きました(まだ公開されていないそうです)。楽しみです。
GPUで動画関係の説明がありましたが、動画のアップコンバートやノイズを減少させるのは、AMDのRadeonやCell系のSpursEngineでも行われています。ハードも出揃い、ソフトの揃い始めてきたの一般的になりそうですね。
あと、GeForceがもっとも得意得意としている物理演算に関して発表されています。
NVISION08で公開されていたクロスシュミレーションのスカートの動きはすごいですね。PhysXが実際に動くのはガンシューティング系ゲームで、物理演算を行っていると説明されてもあまり実感できませんでしたが、クロスシュミレーションの動きはリアルで驚きました。
まだ、PhysXの使用用途は限られるかも知れませんが、将来的にどのように一般ユーザが使用できるようになるか楽しみです。
また、スーパーコンピューターPCとして、Tesla C1060 x3pcs + Quadro 5600FXで3T FLOPSのPCを100万円くらいで発売されるそうです。このPCのLinpackは250G FLOPS程度と言っていました。そういえば、東工大のTSUBAMEにもTeslaが導入されるため、GeForce系は科学計算でもシェアが伸びそうです。
NVIDIAもそうですが、AMDもGPUをゲームや動画デコード以外に使用することをアピールをしてきています。ソフトもようやく追いつきいくつかの作業においてはCPUよりもGPUを使用したほうが効率的なケースが増えてきました。まだ、GPUの出荷台数はIntelのチップセット統合タイプが群を抜いて多いですが、GPGPUが一般化すればこの状況が変わるのでしょうか(その前にCPUにGPUが搭載されるか)。