リモートワークでの「バーチャル飲み会(Web会議)」が「リアル飲み会」より良かった件
「今日の焼酎は100年の孤独です。そっちは?」
「すっぴんでごめんなさーい」
「、、ドライバーは、ここから手首先行でこう入って、、」
「娘でーす。2才になりました~。挨拶して~。あ~牛乳こぼした、、」
「今年のお花見大会はできないねえ。リモートでやりましょうか」
「キムチ食べてるんすか? この、おつまみ、うまいっすよ」
「お、○○さんが入ってきたぞ。もう一回乾杯しよう。カンパ~イ!!」
ここ数週間で、多くの企業が急速にリモートワークに移行しているようだが、社員同士の信頼関係づくりや、疎外感の解消に頭を悩ませている企業も多いだろう。
当社もリモートワークが強く推奨されている中で、若者から「Web会議(ビデオ会議)でバーチャル飲みをしましょう」との声があがり参加してみたが、
「想像していたより楽しい。リアル飲みよりも良い面が沢山ある」
と感じた。
「バーチャル仮装ソフト」で、「オンライン会議」や「オンライン飲み会」に参加してみた(Snap Camera利用)
リアル飲み会と比較して「バーチャル飲み会」の方が良い点を紹介したい。
なお、今回のバーチャル飲み会には「Slack」のグループ(チャンネル)内の「ビデオチャット(ビデオ会議 | Slack)」を利用した。
<バーチャル飲み会メリット>
1.気軽に欠席できる
リアル飲み会では、"19時に○○屋に集合"となると「暗黙の強制参加」の雰囲気があり、欠席すると目立つため、行きたくない飲み会にも行かざるおえない。 Web飲み会では、不参加が誰なのかがわかりにくく、不参加でも気にならない。
2.自由なタイミングで気軽に参加
今回もそうだったが、最初は3人ほどだったが、徐々に人が増えた。子どもに夕食をたべさせてから、ジョギングしてきてからなど、それぞれが自分の都合の良い時に、酒とつまみを用意して参加できるのだ。
3.自由なタイミングで気軽に退出可能
リアル飲み会では、途中で「先に帰ります」とは言いにくい。しかし、バーチャル飲み会では、家庭の雰囲気が感じられるので、本当かどうかは別として「子ども寝かすので失礼しまーす」「明日早いのでおやすみなさーい」などと理由をつけて気軽に抜けることができる。
先のように理由をつけて抜ける人もいるが、「ちょっとタバコ吸ってきます」「風呂入ってきます」と言って、そのまま帰らないということも許される雰囲気になる。
4.興味のない会話に参加しなくてよい
バーチャル飲み会に入ってみて自分が楽しめない話題だと思えば、すぐに抜けるか、興味ある話題になるまでは、別なことをやっていれば良い。 興味のない話題で無駄な時間を使われることがなくなるのである。リアル飲み会のように、苦痛の中で我慢して愛想笑いする必要はない。
バーチャル飲み会に入っている誰かと個別に話長ければ、チャットでやりとりもできる。
5.「ながら飲み」が可能
今回のバーチャル飲み会は、結局3時間におよんだが、いつも見ているドラマの時間になったり、趣味や仕事をしたいときには、好きなことをやっていれば良い。
6.飲み代が安い
自分の許す範囲で、飲み物とつまみを用意すれば良いので、数百円で済む。 飲み屋の約1/10である。 自分はビール1本しか飲んでないのに割り勘になるようなこともないし、気分に合わせて自分の好きな酒、つまみを用意すれば良いのだ。
7.家の中にある様々なグッズを話題にできる
自慢の自転車、珍しい酒、趣味で集めているもの、ダイエット商品、一緒に住む家族など、家庭内のいろいろなものを登場させて、それを話題に盛り上がることができるのも大きなメリットであろう。
今回も若い女性社員の子どもと会話することが出来て和やかな場が生まれたし、ゴルフ練習グッズでのゴルフレッスンで盛り上がるといったこともあった。リアル飲み会では体験できないことである。
8.酔っぱらって失敗することがない
酔っぱらって寝過ごしたり、遅くまで飲みすぎて終電がなくなったり、酔ってホームから落ちたり、寝てる間にバッグを盗まれたりする心配はない。
風呂に入ってからバーチャル飲み会に参加すれば、自宅で酔っぱらっても、そのまま寝るだけである。
<リアル飲み会の価値>
バーチャル飲み会は、私が想像していた以上に充実したものだったが、飲み会の「場」の選択肢が増えたものだと思っている。
どんな優れたWeb会議システムやテレビ会議システムを使っても、
「相手と目線を合わせる。見つめあう」
ことはできない。カメラの位置が画面の真ん中ではないからだ。
また、それぞれの飲み屋が作り出している
「場の雰囲気」
は、バーチャルな世界では作り出せない特別なものである。
店の机や装飾品、高層ビルからの夜景、居酒屋の喧騒、隣の席で飲む下町のおじちゃん、フレンチの高級感、家にない和の雰囲気、、。
そして、やはり
「食事やつまみの美味しさ」
も、家ではなかなか得られないものである。
コロナが収束しても、新しいコミュニケーションの場として、バーチャル飲み会を使っていきたいものだと感じさせられた。このような機会を用意してくた幹事に感謝したい。
<Web会議について>
当社では、
・WebEX (Meetings)
・Skype for business
・Google Meet
・Zoom
・Slack(ビデオ会話)
などを利用して、リモートワーカーとオフィス、リモートワーカーとリモートワーカーでのWeb会議を可能としているが、今回は、もっとも気軽に使えるSlackのビデオチャットを使ってみた。
次回は、背景(部屋の中)を自由に設定できるZoomを活用して実施してみたい。
(参考)テックファームの会社としての取り組み
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