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3歳から12歳までのお父さん業で重要だったこと~ネットで本が好きになる(1)

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 今思い返してみて、小学校卒業までの子育てでお父さんの役割として重要だったのは、

・寝る前の「本の読み聞かせ」と「シリトリ」(学力、コミュ、親子関係の基盤)

・いつまでに、どうする、という目標だけ合意し、あとは口を出さないという姿勢(ついつい教えたくなるんです)

・いつでも、どこでもおんぶと抱っこ(親への安心と信頼)

 の3つだったと思う。その中でも、基本的な学力の向上と親子関係の基礎作りという意味では、「寝る前の本の読み聞かせ」が最も重要だ。

<本の読み聞かせの重要性>

 お父さんの本の読み聞かせは、テープの朗読では代用できない。

 大好きなお父さんの優しく暖かい声と、頭に思い浮かべた物語のイメージを結びつけることで、本の楽しさを知るからだ。

また、

「お父さんの本の読み聞かせ」により、子供達は

・人格、社会性のある価値観やモラル

・文章やテストの問題の意味・意図を読み取る力

・漢字を読む力

・主人公の視点で疑似体験することで、相手の視点で人とコミュニケーションする力

などの基礎学力をスムーズに養うことができるのだ。

 そして、お父さんの読み聞かせによる楽しく心が満たされる体験は、子供の心に一生残り

「親子の基本的な信頼関係」

を作り上げる。

 私は娘たちが幼稚園に入る前ぐらいから小学生の間は、寝る前に本の読み聞かせをしてあげた。

 平日は子供が起きている時間までに家に帰ることが出来なかったので、土日だけだが一緒に布団に入って読んであげた。本が読み終わると寝るまでシリトリをやるので、私も一緒に寝てしまうのが嫌で時々手を抜いたが。(シリトリも者の名前を覚えることに非常に役立っただろう)

 結果、子供達は本がとても好きになり、高校に入ってからは週に1、2冊だが小説や新書を読むようになった。 本をよく読んでいたおかげで、二人の娘は、ほとんど塾いらずという金銭的なメリットもあったように思う。また、私と娘たちが良い関係(もちろん喧嘩も多いが)でいられるのも、本の読み聞かせの効果だったと考えている。

 先ほど、大学に通う長女に「なぜ、そんなに本が好きになったのかを教えて?」とメールを送ってみたら以下の返信が来た。 多少、私に気を使っているところもあるだろうが、携帯電話から送られてきたメールを原文のまま引用する。

--------------------(原文ママ)---------------------------------------------

 やっぱり寝る前に読み聞かせをしてもらってたのが大きいんじゃないかな? 本に触れる機会がないと自分で読もうとも思わないしね。

 子供の頃に読んでもらった本ですごく覚えているのは「ドラえもん からだのふしぎシリーズ」だね。

 絵がたくさん入ってて、ほとんどマンガみたいなものなんだけど、知識が得られるようなやつ。

 マンガだったからすごい読みやすかったしわかりやすかったし、それで知識が得られるのが楽しかったように思う。

 それで「よく知ってるねぇ」ってほめてもらえたりとか!笑 やっぱりほめてもらえると嬉しいもんだからね~子供は単純だから。

 要は親の力って大きいわけよ。自発的に本読もうと思う子供なんていないからねぇ。

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 そういえば、娘たちにあれほど本を読んであげたのに、息子(小学5年生)には最近、読んであげていない、今日から、またはじめよう。(反省)

 明日は、「本の読み聞かせ」の注意事項と本の選び方について紹介する。

続き → 本の読み聞かせの効果と本の選択~ネットで本が好きになる(2) 2/10 8:30

    → 子供用のお勧め本サイトと公共図書館サイトの活用 2/12 8:30

子育てとIT、ネット問題の記事一覧 → 子育てとIT、ネット問題 http://blogs.itmedia.co.jp/kenjiro/cat3829472/index.html 

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