オルタナティブ・ブログ > 教育ICT研究室 >

グローバル化する中で日本人はどのようにサバイバルすればよいのか。子ども×ICT教育×発達心理をキーワードに考えます。

若者のみなさん、普通のおじさんの話も飲み会でぜひ聴いておいた方が良いですよ、と言いたい理由

»

おじさんの哀愁

おじさんは若者に付き合ってもらいたいのだ!という言葉が切実に感じるのはなぜなのでしょう。どことなく哀愁を漂わせる言葉です。

Specialオルタナトークのお題でブロガーの方が続々と記事を書かれていますが、私は立場を逆にして若者はおじさんの話をよく聴いた方がイイとオススメしたい理由を書きたいと思います。

年長の方と飲み会でご一緒した場合、若者に一生懸命自分の体験談を話してくださる方がいらっしゃいます。若い女性ですと下ネタやくどい話をする男性を避ける方も多く見かけました。若い女性にしてみれば若々しくて金払いの良い、スマートな振る舞いができる年長の方とお酒を呑みながら語らうの方が良いと感じている人が多いようです。

しかしおじさんのお話は実はとても面白いのです。よくよく話を伺ってみますと、体験で得た知見、ノウハウを若い世代にも伝えたいと思って話されている方が予想外に多い事に気がつきました。

低学歴で大卒の後輩にバカにされた体験をバネに特許をたくさんとって重役まで出世された人の話とか、お酒に詳しい方ですと雪国というカクテルは日本人ソムリエが開発して世界大会で優勝したちょい甘めの女性向きな上に女性が注文すると教養があるように思われるのでオススメですよとか、いい話を教えてくださるのです。

私が本気で面白いと目をキラキラさせて聴いていると年長の方は喜んでくださるのかどんどんためになる話をしてくださいます。大人には不思議と自分より若い世代にとっておきの話をして若者が成長できるような事を話したいという欲求が湧くようなのです。

こんな人は避けられるかもしれない!?

どうだとばかりにドヤ顔で同じ話を繰り返しているだけの人は嫌われやすいのですが、話の振り方、聴き方を工夫すれば実体験に基ずいて若い人が日常生活や仕事で役立つようなことを話してくださる方向にもって行くことが可能です。

笑顔を作って、でも内心は嫌だな〜と思って聴いているとなぜかネガティブな感情が相手に伝わってしまうのでいい話は不思議と出てきません。

人間は心から笑っていない時は目の周りの筋肉が不自然な動きになってしまうので、表情の不自然さでばれてしまうのです。しかし相手の話のいいところを見つけて深めていくと、話し手の方は不思議と私に役立つ話をしてくださります。

  • 嫌いな人の愚痴しか言わない人、
  • 愛想が良いけど内輪の話を上司にこっそり密告する人、
  • 相手に格付けをしてランクによって態度が違っている人
  • 話を勝手に大きくして言いふらす人、
  • 見た目のことをあれこれいう人、
  • 結婚や恋愛のことをあれこれ聴いてくる人
  • セクハラする人
  • 暴力など犯罪行為をする人
  • その他

など、相手に害を与える行為、人として問題がある行為をする人は年長の方でもかかわらない方が良いと思います。

おじさんはとってもチャーミング

とはいえ常識が通じる年長の方であれば会話を丁寧に紡ぐことで若者のためになる事を話そうとしてくださる事が意外に多いのではないでしょうか。

ユーモアがある人とか愛きょうかわある人、金払いの良い人や空気が読めて気が聞く人とか年齢に関わりなく若者にモテる人はたくさんいらっしゃいます。

ですが普通のおじさんのお話もぜひ耳を傾けて聴いて見る事をオススメしたいです。若い人が目をキラキラして熱心に聴いてくれれば年長の方も悪い気はしません。若者が良くなるように一生懸命心配りをしてくださるのではないかと私見では思います。

上司なので仕方なく愛想良く相手をしている方は面白がって相手の話題を深めていかれると、おじさんもキラキラしたいと目で得意げに、でも可愛げを感じるような顔で良い話をしてくださるかもしれません。

相手を尊重した話し方聞き方ができる若い人は自分がおじさんになった時に若い人にモテること請け合いと思うのですが、どうでしょうか?

Comment(0)