プロジェクト「うてな」はかくしてはじまった "とりあえず"完
昨日のブログで紹介したように、古民家を借りるつもりが、森を手に入れて、そこに新築する。その森が、あれよあれよと2700坪になってしまいました。しかも、そこに理想的なワークプレイスを建てるコストも古民家の改築とは比べものにならない金額です。古民家の改装も新築も変わらないと考えて作戦変更したのに、戦況がまるで変わってしまいました。改めて戦略から組み立て直さなくてはならなくなりません。
まあ、そうはいっても、乗りかかった船、いや、動き出した船ですから、降りることもできません。あとは、どうやって目的地に行き着くかです。まあ、目的地も伊豆大島から、アメリカ西海岸へと変更になったわけですから、これは、作戦ではなく、戦略の見直しが必要です。
そんなおり、例の変人大工さんから「隈研吾の建物を見に行きませんか?」とお誘いを頂きました。それは、2018年にオープンした、富士山を望む名勝地・日本平山頂に建つ「日本平夢テラス」で、展望施設と1周約200mの空中回廊を備える建築です。
「うてな」の森のある山梨県北杜市からは、クルマで1時間半程度の場所にあり、ならばということで、出かけてゆきました。
その道中、2700坪の森をどうすればうまく活かせるだろうか、という話になり、「キャンプ場」というアイデアが心を捉えるようになりました。確かに「キャンプもできる」とは漠然と考えていました。しかし、一歩進めて「充実したIT環境が整ったキャンプ場にする」という明確なアイデンティティを打ち出すことができれば、かなりユニークであり、人も集まるのではないかと思い始めたのです。
「これはいい考えだ!」と、ピーンときました。確かに、IT環境の整った研修施設やワークプレイスは世の中にいくらでもあります。また、野外活動のための設備が整ったキャンプ場も沢山あります。しかし、この両者を合体した「充実したIT環境が整ったキャンプ場」は、思い当たりません。そこに、開発合宿だとか、ハッカソンが、できるプロジェクト・ルームが併設できれば、理想的です。「なるほど、これいいかも?」と、一気に妄想が膨らんでいきました。
そんな話をしているうちに、日本平に到着です。隈研吾が設計した「日本平夢テラス」は、奈良・法隆寺「夢殿」にヒントを得たそうで、八角形というジオメトリーに挑戦したのだそうです。
富士山を借景の中心に据え、空中を回遊するような200mの回廊が囲み、清水港、三保の松原、伊豆半島、南アルプスと、360度のパノラマビューが楽しめる施設になっています。材料には地元静岡県産のヒノキ材を使い、木の枝のような複雑性を与え、外の富士山と呼応する森のようなインテリアに仕上げたそうです。
日本古来の伝統工法で組み上げられた木部の質感と造作の妙、金属やガラスの近代性のコントラストが、和でありながらもとても現代的な雰囲気を醸し出していました。そして、なによりも感動したのが、跳ね上がる鳥の羽のような屋根の形状です。
確かに「法隆寺夢殿の八角堂」的な雰囲気はあるのですが、そのままの屋根形状であれば、空の視界を遮ってしまいます。一方、この建物の跳ね上がった屋根は、空も含めた日本平の眺望を室内にいながらにて堪能できるように屋根を空に向けて跳ね上げているのです。
森の中の「和モダン」なプロジェクト・ルームとキャンプ場、充実したIT環境があれば、これは最高の施設になりそうです。妄想はどんどんと膨らんでいきました。ならば、ツリーハウスの上で仕事ができるようにしよう。森の中にサウナ小屋も建てよう。じゃあ、井戸を掘らなくちゃねぇ。
ああああっ、もうどんどんと妄想が膨らんでゆきます。いったいいくらかかるんだ!?<== いまココ
まあ、こうなってしまっては仕方がありません。さてどうやってこの資金調達するかです。まだまだ、モグラたたきのモグラはうじゃうじゃと頭を出しています。それでも、面白いじゃないかと、ワクワクしています。
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