神社の杜のワーキングスペース ハード面とソフト面の妄想
鳥の声、風で木々のこすれる音、沢の水がはじける音などに取り囲まれていると、なぜかほっとします。
「自然の音は、穏やかな気持ちのような、いわゆる"ポジティブ感情"に良い影響を与え、ストレスの軽減に有益だ。それだけでなく、痛みの緩和や気分の向上、認知機能の向上といった、さまざまな効果が得られることを確認した」
こんな研究報告が記事になっていましたが、そんなことは、いまさら言われなくても知っていますよ(笑)。
そんな自然の中でも、神社の杜(もり)は、特別です。たぶんそれに同意してくれる人は、多いのではないでしょうか。八ヶ岳の山脈から南側に流れ落ちるように、まるで海に突き出した半島のように、小高い丘が里山に広がる田んぼに突き出しています。まさにその一番高いところに、その神社はあります。
我が家からも歩いて10分程度のその場所に、はじめて訪れたのは、この地に居を構えた4年前でした。とにかく歩き回りました。ここがどんなところかを知りたいと思い、森を、里山を歩き回りました。
そんなあるとき、鬱蒼と茂る森の木立の中に一本の道を見つけました。こんなところに入り込んで帰って来られるだろうかと思いながらも、恐る恐る歩いて行くと、木立の中に開けた場所がありました。そこには、小さな神社のお社が佇んでいたのです。
ひいき目に見ても「立派」といえるようなものではなく、古く壊れかけたお堂でした。でも、そのお堂のまわりを、古い石碑や灯籠などが囲み、お供えもおかれているので、これは地元の鎮守様だと直ぐに分かりました。
天保4年10月(1834)と書かれていしたので、200年近く前に建立された神社のようです。
東西南北がそれぞれ100mほどのこぢんまりとした平地が神社の境内です。その先は、岬の先端のように、田んぼの海に一気に落ちる崖がありました。その先には、南の端からは富士山や南アルプス、東に目を転じると、瑞牆山、金峰山、茅ヶ岳といった甲州の山々が連なる絶景が広がっていました。
そんな神社に連なる森2700坪に、ITプロフェッショナルたちのためのワーキング施設を作ろうとしています。
この週末は、クラウド、アジャイル、DevOpsで、日本でも先端を走っているIT企業の経営者に来てもらい、彼らの働き方やどのような場所があったら「最高」かを聞きました。地産地消で和モダンな建物を建てる地元の大工さん、山岳ガイドでキャンピング施設のデザイナーにも参加してもらい、どんな施設がいいのかを話し合いました。そして、施設の作り、つまりハード面もさることながら、附帯するサービスの重要性についても、いろいろと良いアイデアが生まれました。
詳細は、改めて整理してご紹介しようと思いますが、おおよそ次のようなコンセプトです。
ITプロフェッショナルに最高の場を提供すること
ハード面
- アジャイル開発の8人/チームが一緒に仕事ができる部屋を3つ
- ペアプロ、モブプロができるような移動式のデスクと椅子とディスプレイ
- 壁一面のホワイトボード
- ごろ寝ができるたたみ
- 最強のネット環境
- 集まって勉強会ができるスペース
ソフト面
- チームビルディングのためのガイド付き登山やハイキング
- チームビルディングのための農業や林業の体験学習
- アジャイルやDevOpsの実践を学ぶ合宿研修
- ここからのリアルとオンラインでのハイブリッドなITソリューション塾
神社の杜の中に立つ和モダンなそんな施設のまわりは、キャンプ場。ソロでも、家族でも、キャビンでも過ごせるようにしようと思います。近くには、歩いて行ける距離に温泉施設やスーパーがあり、地元食材で料理をしてくれるレストランもあります。家族は、キャンプや八ヶ岳で遊び、自分は仕事に打ち込むことができるという、残念な(笑)使い方もできます。
心落ち着く大自然の中で、ITの最前線で活躍する人たちの最高の場を作る、そして、育てる、そんなことができればと、いま妄想を膨らませています。
詳しくは、上記バナーをクリックしてください。
今年は、例年開催していました「最新ITトレンド・1日研修」に加え、「ソリューション営業の基本と実践・1日研修」を追加しました。
また、新入社員以外の方についても、参加費用を大幅に引き下げ(41,800円->20,000円・共に税込み)、参加しやすくしました。
どうぞ、ご検討ください。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー
【4月度のコンテンツを更新しました】
======
・「AIとロボット」を「AIとデータ」に変更し、データについてのプレゼンテーションを充実させました。
・戦略編をDXとそれ以外の内容に分割しました。
・開発と運用に、新しいコンテンツを追加しました
・テクノロジー・トピックスのRPA/ローコード開発、量子コンピュータ、ブロックチェーンを刷新しました。
======
研修パッケージ
・総集編 2021年4月版・最新の資料を反映
・DX基礎編 改訂
======
ビジネス戦略編・DX
- 【新規】データとUXとサービス p.17
- 【新規】デジタル×データ×AI が支える存続と成長のプロセス p.68
- 【新規】DXとは圧倒的なスピードを手に入れること p.72
- 【新規】IT企業とデジタル企業 p.155
サービス&アプリケーション・先進技術編/AIとデータ
- 【新規】データの価値 p.129
- 【新規】情報とビジネスインテリジェンス・プロセス p.130
- 【新規】アナリティクス・プロセス p.131
- 【新規】データ尺度の統計学的分類 p.135
- 【新規】機械学習とデータサイエンス p.136
- 【新規】アナリティクスとビジネス・インテリジェンス p.137
- 【新規】ビジネス・インテリジェンスの適用とツール p.138
- 【新規】アナリティクスのプロセス p.139
- 【新規】ETL p.140
- 【新規】データウェアハウス DWH Data Warehouse p.141
- 【新規】データウェアハウス(DWH)とデータマート(DM) p.142
*「AIとロボット」から「AIとデータ」に変更しました。
開発と運用編
- 【新規】クラウドの普及による責任区分の変化 p.25
- 【新規】開発と運用 現状 p.26
- 【新規】開発と運用 これから p.27
- 【新規】DevOpsの全体像 p.28
- 【新規】気付きからプロダクトに至る全体プロセス p.29
- 【新規】アジャイル開発のプロセス p.37
- 【新規】アジャイル開発の進め方 p.39
*ローコード開発については、RPAの資料と合わせてひとつにまとめました。
テクノロジー・トピックス編
- 【改訂】ブロックチェーン、量子コンピュータの資料を刷新しました。
- 【改訂】RPAとローコード開発を組合せた新たな資料を作りました。
下記につきましては、変更はありません。
- ITインフラとプラットフォーム編
- クラウド・コンピューティング編
- ITの歴史と最新のトレンド編
- サービス&アプリケーション・基本編
- サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT