【図解】コレ1枚でわかる「風通しの悪い組織」と「風通しの良い組織」3/3・完
「コンプライアンスで、なにをやるにもビクビクです。上司もやれと言っておきながら、問題が起きそうになると梯子を外すんですよ。そもそも、社内でこんな愚痴をこぼすことなんてできませんよ。ほんとうに窮屈です。」
ある若手営業がこんな愚痴をこぼしていました。「風通しの悪い組織」の典型的な姿です。これでは、組織の活力も削がれ、継続的な成長は望めません。一方で、とても活力にあふれた組織もあります。そういう組織についていろいろと調べてみると、「風通しの良い組織」である場合が多いようです。
両者には、どういう違いがあるのでしょうか。次の3つの視点から考えてみようと思います。
- 行動原理や行動特性から考える
- 問題への対処のしかたから考える
- マネージャーやリーダーの役割から考える<今回>
本連載の最終回は、「マネージャーやリーダーの役割から考える」について解説します。
マネージャーやリーダーの役割から考える
マネージャーやリーダーの役割という視点から考えてみましょう。
組織のミッションは、組織目標の達成です。そして、それが一時的なものではなく、どのような状況にあっても達成できることであり、常に高い目標を達成できるように、組織としての力を成長させ続ける基盤を築くことにあります。
しかし、「停滞・衰退を拡大するサイクル」を回している「風通しの悪い組織」にいるメンバーは、組織への信頼を失っているので、行動は常に消極的となり、成長の基盤が築かれることはありません。もし、次のような意識を感じるようであれば、注意しなくてはなりません。
- 言い出しっぺは損
- どうせ言っても無駄
- 余計なことは言わない方が無難
- 波風を立てない
- 上司に従っていればいい
深刻に受け止める必要があるでしょう。
一方、「潜在力を引き出すサイクル」が回っている「風通しの良い組織」は、組織への信頼を実感しています。彼らには次のような意識が働いています。
- 言えばチャンスが生まれる
- 言えば必ず聞いてもらえる
- 気がついたら、とにかく話してみる
- 波風を立ててもいわなくては
- 自分の判断を大切にしたい
貴方の組織は、どちらでしょうか。もし、「風通しが悪い組織」なら、それを素直に認め、受け入れることから始めてはどうでしょう。
【本連載・完】
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
【10月度のコンテンツを更新しました】
・"デジタル・トランスフォーメーションの本質と「共創」戦略"を改訂しました。
・RPAプレゼンテーションを改訂しました。
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総集編
【改訂】総集編 2019年10月版・最新の資料を反映しました。
パッケージ編
【新規】デジタル・トランスフォーメーション ビジネスガイド(PDF版)
【新規】デジタル・トランスフォーメーション プレゼンテーション
ビジネス戦略編
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは p.12
【新規】DXによってもたらせる2つの力 p.22
【新規】競争環境の変化とDX p.34
【新規】前提となるITビジネスの環境変化(〜5年)p.36
【新規】デジタル・トランスフォーメーションのBefore/After p.54
【新規】デジタル・トランスフォーメーションの実践 p.56
【新規】共創ビジネスの実践 p.58
【新規】DX事業の類型 p.77
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【新規】「自動化」と「自律化」の違い p.32
【新規】機械翻訳の現状とそのプロセス p.85
【新規】機械翻訳の限界 p.86
ITインフラとプラットフォーム編
【新規】ゼロ・トラスト・セキュリティ p.110
【新規】Microsoft 365 Security Center での対応 p.111
【新規】ユーザーに意識させない・負担をかけないセキュリティ p.112
【新規】ローカル5G p.254
テクノロジー・トピックス編
【改訂】RPAプレゼンテーション
下記につきましては、変更はありません。
・サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
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・開発と運用編
・ITの歴史と最新のトレンド編