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言葉に縛られすぎ・・感じる力と言語化 エッセンスフォーラム

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エッセンスフォーラム2025 あらため「esse-sense Future Forum 2025」に参加すべく、八重洲に足を運びました。類を見ないフォーラムで、知と感性に大きな刺激を受け、参加できてとてもよかったと思います。

いくつか紹介したいのですが、まず「情報の先にある感性 〜AI時代に浮上する新たな価値〜」セッション
・関西大学 文学部 教授 石津智大さん
・東京大学大学院 情報理工学系研究科・次世代知能科学研究センター 准教授大黒達也さん
・株式会社資生堂 ブランド価値開発研究所 Shiseido Beauty Park 価値共創室 グループマネージャー/『fibona』プロジェクトリーダー中西裕子さん
・株式会社SPACE 代表取締役CEO 福本理恵さん
・九州大学大学院芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門 助教 羽山康之さん
・モデレーター:Forbes JAPAN Web編集長・執行役員谷本有香さん

うまくまとめられないのですが、

「人は言葉に縛られている」

「言葉も大事だけど、言葉をどう紡ぎ出すか?」

「間に情報がある」

「AIは無を扱いづらい 日本的な静寂美とか」

などなど、考えさせられる発言が次々に。モデレーター谷本さんはブルース・リーの「Don't think... Feel.」を引用されてましたね。

先日、ある方から「言葉で考えてから発案するのが基本」という意見を聞いて驚いたことがある。小生はたまに何かが湧き上がってきて、そこから言語化に懸命に取り組むことがある。昔からの教えにも、ユーリカとかセレンディピティなどもある(ユーリカは、アルキメデスがバスタブから溢れるお湯から王冠の体積を図る方法を見つけたという、ひらめき)。創造とは何か、あらためて考えたい。

いま「言語化」が話題であり、また小生は感じる力に注目(参考記事「感じる力は地頭を超える。従来型エリートを出し抜くのは「バッタの触覚 」)しており、本セッションは興味大でした。

パネル・スピーカーの一人、大黒先生は音楽を研究されていますが、興味深い発言をいくつもされました。こんな記事を見つけたのでご参考まで:「人間はAIに仕事を奪われ、もっと暇になるべき人事パーソンに求められる「創造性」の鍛え方とは

なお、本フォーラムのアーカイブへの問い合わせが殺到しているとか。有料公開が決まったら、小生もシェアしたいと思います。

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