AI最大の市場はヘルスケア! 好機はどこに? 10/11 JHVSミートアップ「AI」に集まろう
人工知能(AI)がすごい注目を集めていますが、その中でもヘルスケアは最大の市場ポテンシャルがあると言われています。では、AIはヘルスケアをどう変えるのでしょう? ヘルスケアのどの辺に好機があるのでしょう?
そんな問題意識を持って、AIxヘルスケアに取り組む・興味を持つ人々が集う、JHVSミートアップ「AI」を10/11の15:45からパシフィコ横浜で行います。前半はパネルディスカッション、後半は交流会で、無料で参加できるイベントです(JHVSサイトで事前登録できます)。また、Facebookグループで最新updateが見れたり、事前事後につながったり意見交換できるので、参加しましょう(氏名・所属など質問に応えての参加となります)。
これは、10/10-12 パシフィコ横浜で開催のジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット(JHVS)のプログラムの一つです。なお、ミートアップには、「Women」と「Global」も予定されています。
JHVSミートアップ「AI」
10月11日(木) 15:45~17:15
テーマ : ヘルスケア分野において今まさに革命前夜にあるAI、そのビジョンと具体的な好機を探る
参加費 : 無料
AIが注目されていますが、中でも最大のポテンシャルがあると言われるのがヘルスケア分野。インパクトある用途の開発に期待が高まっていますが、まだ革命前夜といった段階でしょう。そこで、本分野に取り組む医師でもある起業家とAIスタートアップ育成を推進するテクノロジー企業からパネリストを招き、具体的な好機、そしてAI x ヘルスケアのビジョンを議論します。後半は交流会(簡単なドリンク、スナックを提供)を開きますので、参加者のみなさまに本テーマについて意見交換し、互いにつながっていただければ幸いです。
【登壇者】
沖山 翔
アイリス株式会社 代表取締役CEO
(医師、産総研AI技術コンソーシアム委員・医用画像ワーキンググループ発起人)
多田 智裕
AIメディカルサービス代表取締役会長・CEO
(医師、ただともひろ胃腸科肛門科院長、東京大学医学部客員講師)
山田 泰永
NVIDIA Japan
(エンタープライズ事業部 メディカル・ライフサイエンス領域マネージャー)
【モデレーター】
加藤 浩晃
(医師、デジタルハリウッド大学院大学客員教授、「医療4.0」著者、アイリス取締役、MEDISOサポーター)
本パネルのモデレーター加藤 浩晃さんは、いま注目の書籍「医療4.0 (第4次産業革命時代の医療)」をこの6月に著しました。「未来を描く医師30人による、2030年への展望」という本書ですが、パネルでもAIを中心に展望が議論されることでしょう。
NVIDIA はGPU ベンチャー・プログラムなどベンチャー支援に熱心であり、山田 泰永さんはNVIDIA Japanでスタートアップ・技術パートナー支援のリーダーシップを執っています。ちなみにAIメディカルサービスは、NVIDIA Inception Programに参加し、GTC JAPAN 2018 INCEPTION AWARDで最終ラウンド8社に選ばれました。
AIメディカルサービス 多田智裕 CEOは、「内視鏡画像診断AI」なら 世界で勝ち抜くことが出来るという記事に、「AI(人工知能)の医療への応用が期待される中、さいたま市内でクリニックを経営する多田智裕氏は内視鏡専門医歴20年超の経験と人脈を活かし、内視鏡画像診断をアシストするAIを開発した。内視鏡医の作業軽減と病変の見逃し防止に役立つため、現場への普及を目指し、会社も設立。内視鏡医療は日本が世界をリードしているので、日本発の内視鏡画像診断AIが世界を制することも可能だ。」と紹介されている、AIxヘルスケアで最前線の起業家です。
アイリスは、AIで熟練医の診察スキルを再現!気鋭ベンチャーの挑戦|日経デジタルヘルス で紹介されているように、"匠の技"をAI化して多くの臨床医に届けることをビジョンに、第1弾はインフルエンザ診断支援を開発中です。沖山翔 CEOは、AIで最高の医療を 東大卒で救急医に、そして起業|NIKKEI STYLE という記事に紹介されるように興味深い人生を歩んでこられた方であり、AIxヘルスケアのインフルエンサーです。
本ミートアップは、Link-J 曽山明彦 理事と本荘(厚労省・医療系ベンチャー振興推進会議座長、多摩大学MBA客員教授)のプロデュースによる企画です。
参考情報
なお、AIのヘルスケア応用分野については、これまで次のような記事があります。
2016年の記事 Artificial Intelligence Will Redesign Healthcare は様々な可能性を示しています。ベンチャー的な視点もありますね。
2018年ハーバードビジネスレビュー掲載のAccentureの記事 10 Promising AI Applications in Health Care は「Robot-assisted surgery」をトップとする予測を載せています。コンサルタントによる予測らしいですね。
これらは時点も異なりますが、視点はそれ以上に違っているようです。つまり、そもそもAIは用途についてはまだ揺籃期で具体的にはよく分かっていないということかもしれません。
今年の記事では他に次のようなものがあります。こうしたマクロで考えることと同時に、現場感があるミクロで捉えることも大切ですね。
15 AI Applications / Usecases in Healthcare [2018 update]
Machine Learning Healthcare Applications 2018 and Beyond
こういう場合は、最前線で取り組んでいる「人」、その人々の「議論」から、inspirationやhintを得て、自らのperspectiveをつくるのが得策ではないでしょうか。
本Meetupが、参加者とみなさんによるコミュニティへの、きっかけとなり、貢献できれば幸いです。