TechGALAサイドイベントの魔法 〜DJとカラオケで人がつながる場づくり〜
"未来を拓くテクノロジーの祭典"
TechGALA@名古屋。
このイベントの本質は、本編のカンファレンスだけではない。
サイドイベントの設計にこそ、思いと練り上げがある。
音楽を通じて関係性を生み出すネットワーキング企画
2026年1月27日・28日、名古屋・栄で開催された。
一見すると「カラオケ交流会」だ。
しかし実際に体験すると、それは大胆に設計された"関係性創出装置"だった。
ネットワーキングの本質は「安心設計」
ビジネスイベントにおける最大の課題は何か。
それは「初対面の壁」である。
名刺交換はできる。
会話も始められる。
だが本音は出ない。
心は開かない。
この壁をどう越えるか。
DAY1の冒頭で行われたDJタイムは、
その問いへの一つの回答だった。
DJホンジョージュンコが選んだのは、
1982〜85年のヒット曲。
最新曲でも、通好みの選曲でもない。
「誰もが知っている音楽」だ。
なぜか。
それは"共通記憶"を起動させるため。
記憶を起点にした場のデザイン
東洋思想では、人の感覚を六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)と捉える。
最後の「意」は、記憶や思考を司る。
ホンジョージュンコのDJは、
この「意」に働きかける設計だった。
知らない音楽でテンションを上げるのではない。
知っている音楽で、安心感を生む。
安心が生まれると、人は動く。
動くと、会話が生まれる。
これは感覚的な話ではない。
心理的安全性を先につくり、
そこからネットワーキングを発火させる設計だ。
テクノロジーの世界では、
プロダクトのUX設計が重視される。
TechKARAは、
"人間関係のUX"を設計しようと努めたのだ。
クラシック音楽家の構造思考
DJホンジョージュンコは、
日本のクラシック音楽教育の中核を担ってきた桐朋学園高校・大学で学び、
さらにオーストリア・ザルツブルグのモーツァルテウム藝術大学で研鑽を積んだ
正統派ピアニストである(参考 website ; ショート動画)。
クラシック音楽教育の本質は、
「構造理解」にある。
楽曲の調性、和声、緊張と解放、
全体のエネルギー曲線。
それを読み解き、再構築する。
彼女のDJは、その延長線上にある。
・イベントの目的を定義する
・参加者層を想定する
・感情の推移を設計する
・選曲を分析し、並び替える
つまりこれは、
"場のアーキテクチャ設計"である。
偶然の盛り上がりではない。
構造に基づく再現可能なデザインだ。
(なぜクラシックピアノ専門家の彼女がDJをするのか?こちらをご覧ください)
サイドイベントは「余白」ではない
多くのカンファレンスで、
サイドイベントは"おまけ"扱いされる。
だが実際にビジネスを動かすのは、
公式セッションではなく、
その後の対話だったりする。
TechKARAは、その事実を前提にしている。
コンテンツで知識を共有し、
音楽で感情を共有する。
感情共有があるからこそ、
ビジネスの話が深まる。
これは偶発的交流ではない。
戦略的交流デザインだ。
場づくりはリーダーシップの結晶
もちろん、音楽だけでは成立しない。
TechGALAプロデューサー奥田浩美氏のもと、
数か月前からチームが準備を重ねてきた。
共通の目的。
高い当事者意識。
互いを信頼する関係性。
その土台があって初めて、
音楽の力が最大化される。
場づくりとは、
空間をつくることではない。
関係性を設計し、
安心を設計し、
エネルギーの流れを設計することだ。
未来をつくるのは、人と人
テクノロジーは未来を加速させる。
しかし未来を実装するのは、人間だ。
人と人がつながるためには、
理屈だけでは足りない。
共通の体験。
共有された記憶。
同じリズム。
TechKARAは、
音楽を使ってそれを意図した。
サイドイベントの魔法とは、
偶然の盛り上がりではない。
企画し実行された「心の解放」だ。
テクノロジーイベントの文脈において、
戦略的な場づくりは、
もっと研究されてもいいのではないか。
TechGALA/TechKARAは、
そう感じいる、無二の体験だった。
*ホンジョージュンコのDJ出演の問い合わせはこちら。
をご覧下さい。謝金なしの勝手なお願いですが、ご検討いただければ幸いです。