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文系学部からITベンチャー企業へ進んだ男が考えていること、感じたこと、未来のことなどを書きます。

Microsoftがアルバカーキで創業した1975年4月4日以来現在まで排出してきたCO2を2050年までにすべて回収 を読む

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数日前のニュースで、
Microsoftのサティア・ナデラCEOが2050年までに創業以来の全CO2排出量の回収を行うと発表しました。
え?ほんとに?と想うほどインパクトがある発表ですが、
今までもMicrosoft社はCO2の排出量と吸収量をプラスマイナスゼロにする(カーボンニュートラル)という目標で進んでおり、今回はその先の目標発表となります。

まとめるとこうなります。

CO2排出量を事実上マイナスにするカーボンネガティブを2030年までに実現し、
さらにMicrosoftがアルバカーキで創業した1975年4月4日以来現在まで排出してきたCO2を2050年までにすべて回収する

1次情報は、Microsoftの公式サイトにあります。どういう思いでどういうことを行っていくのかを説明した動画もありますので興味がある方は見てみると良いです。(英語です)
Microsoft's commitment to sustainability

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MicrosoftのCO2への考え方

Microsoftは、こう言っています。

「今世界は、緊急の炭素問題に直面している(an urgent carbon problem)」

実際に1700年代なかばの第1次産業革命依頼、大気中の炭素は大気中にどんどん増え、地球の温度をどんどん挙げていっています。
実に2兆トンの排出量のうちの4分の3以上がCO2(二酸化炭素)という現状なのです。

地球全体の循環としては、植物が光合成によってCO2を取り込みO2(酸素)を排出するという流れですが、植物が光合成しきれないほどのCO2が大気に溢れてしまっていることになります。
そしてこの問題は数年、数十年でなんとかできる問題では到底解消できる問題ではないのです。

 まずは2030年までのカーボンネガティブ

カーボンネガティブは、地球環境に影響を与えているCO2の排出量を削減、削除するという試みのことです。

Microsoftほどの企業が取り組むとそれだけでかなりの効果が出そうですが、
僕はここから他の企業、国に同取り組みが普及していくほうに期待したいところです。

Microsoftの社長であるブラッド・スミスが出した記事がMicrosoftのWebサイトにあります。
読むと、いつまでに何をするのかが明確に書いてありました。本気度が伝わってきます!

  • 原則的なアプローチをとる
  • 科学と数学を活用
  • 新技術への投資
  • 助成金支援
  • 公共政策への提言 など

興味ある方は見てみると良いです。(英語です)
Microsoft will be carbon negative by 2030

ちなみに僕は、今回のような長い英語記事はGoogleのページごと翻訳で日本語してみ確認していたりします。

今地球で起こっていること

昨年はブラジルのアマゾン熱帯雨林が大規模な火災でかなりの衝撃となって伝わりました。
これは、ブラジルの大統領であるジャイル・ボルソナーロの影響も大きいと思いますが、地球規模でしっかり考えるべき問題です。

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実際に日本の外務省も昨年9月に緊急援助を発表しています。
ブラジル・アマゾン森林火災に対する緊急援助

ブラジルを含むアマゾン流域国の熱帯雨林では,例年以上の規模で大規模な火災が発生しており,ブラジル国立宇宙研究所(INPE)によれば,ブラジルでは本年1月から8月19日時点で約7万件の森林火災が発生している(前年同期に比べて8割増)

また、最近ではオーストラリアの森林火災が大きく日本のメディアでも報道されていますよね。
コアラがペットボトルの水を飲んでいる映像を見た人も多いと思います。
2020年1月11日時点で、延焼面積は約103,000平方キロメートル(1,030万ヘクタール)だそうで、韓国の国土面積に相当する規模になっているようです。 また残念ながら人間の死者も出ていますが、動物被害がなんと10億匹以上とのことです。
キクエストより)

その他毎年のように聞く森林火災は、アメリカです。
昨年もカリフォルニアの森林火災がかなり衝撃的な動画でした。
カリフォルニアの森林火災も見た方多いのではないでしょうか。

最後に

行動がいちばん大切なのですが、まずは知ることが重要です。
今回のサティア・ナデラの発表もそうですが、影響力のある人がどんどんこういう自体を取り上げ始めています。

どんな社会問題に対してもそうですが、僕たちは視野を広く持ち、同じ地球にいる一員として知ること、そして行動することが今まさに求められています。

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