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文系学部からITベンチャー企業へ進んだ男が考えていること、感じたこと、未来のことなどを書きます。

【令和のビジネス論】北風と太陽のいいとこ取り

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北風と太陽を考えることは令和の人にとってものすごく腑に落ちる話なんです。

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話の内容は、こちらです。

北風と太陽のビジネス論

北風と太陽が旅人の上着を脱がせることができるかを力比べをしました。まず北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとしましたが、風と寒さで旅人が上着を逆に押さえて上着を脱がせることができませんでした。次に太陽が燦々と照りつけました。すると、旅人はなんと暑さで自ら上着を脱いでしまいました。
この勝負は太陽の勝ちで終わります。

皆さんはこの話好きでしょうか?

この教訓として、Wikipediaを開いてみました。

手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に行う方が、最終的に大きな効果を得ることができる。また、冷たく厳しい態度で人を動かそうとしても、かえって人は頑なになるが、暖かく優しい言葉を掛けたり、態度を示すことによって初めて人は自分から行動してくれるという組織行動学的な視点もうかがえる。

物事(課題)に対して自発的に行動してもらえるような態度で相手を動かしていくことにより、無理やりで厳しい態度で人を動かそうとするよりも実際に人が動き成果を生むことができる という教訓はとても納得ですし今の私達にはとても腑に落ちる内容です。

それではこれを日常生活やビジネスに当てはめてみます。

北風と太陽をビジネスに変換

北風型

北風型は、強硬に厳しい態度で接することと考えられます。何かのものごとに対して相手を自分の方向に引っ張っていって成し遂げようとするタイプです。 パワーワンマンタイプとも言えるのかもしれません。
令和の感覚では一見こういうタイプは、周りの多くの賛同がなかなか得られにくくものごとの進みがなかなかうまく行かなくなってしまうように想定されます。

確かに今は相手の都合は関係なく北風で人を動かそうとすると無理がたたることが多いと思います。

一方太陽はどうでしょうか?

太陽型

太陽型は、相手に自発的に動いてもらうために自分が動くようなタイプといえます。何かのものごとに対して相手の状況を把握し、動いてくれるような状況を用意してあげます。
この太陽型は、リーダー2.0のタイプとも近いです。
リーダー2.0は平成型のリーダーで昭和のリーダー1.0(ワンマンタイプ)ではなく、自分ひとりではなく周りに支えられるようなリーダーのことです。上手に周りを巻き込んで大きなことを成し遂げていくようなタイプですね。

こう考えると令和においては

北風型 < 太陽型

という図式が出来上がります。

が、皆さんはどう思いますか?

本当に北風型 < 太陽型が正解なのか?

私はビジネスにおいては北風型と太陽型のバランスだと思っています。

もう少し言うと、これからのビジネスにおいては基本は太陽型でいざというときだけ「サッ」と北風を出すようなやり方がいいとこ取りができると思っています。
これは、太陽型も行き過ぎると今度は相手になめられたり軽く見られたりしてしまう事があるからです。

何事もバランスです。

今は本当に多様な働き方、多様な価値観、多様な人になりました。 労働力のコモディティ化はもはや過去のことです。

つまり、北風の割合を強めてもうまく人を動かしていくことが難しくなってきているとも言えます。

いろんな意見はあるかと思いますがそんな多様な令和の時代においては、
太陽型メインである程度までは人を動かしていけるのではないでしょうか。

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