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研究で、はたして情報産業に影響を与えることが出来るのか?

実際、研究者とてひどいものだったり...

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前回の続きを書こうと思っていたのですが、忙しすぎたせいと、なんだか何をかいても角が立ちそうな内容になってしまったので、書きにくくなってしまいました。

トラックバックに、「生ぬるい」的なご指摘をいただいてしまって、本当にそうだなぁと思わされました。実際、研究者とて、計算機科学の世界は正直あんまりほめられたものではないような気がします。

Alan Kayの言うとおり、物理の研究者が、いくら自分の専門領域外といってもアインシュタインやマクスウェルの仕事を知らないようでは、まぁ、確かに学会追放ものです(そうでなくとも恥ずかしいことではあります...もっとも私も、一般相対論は、ほとんどわからなかったりしますが...)。計算機科学で、このような古典に相当するものというと、プログラムに関する理論(プログラム言語の理論の世界)と、データに関する理論(データベース及び計算量理論の世界)でしょう。驚くべきことに、研究者といえどもかなりの人が、こういった基礎的な話を知らない。知らなくてもプログラムはかけるし、研究もできてしまうということなのでしょうけど...。

個別の話は避けようと思いますが、計算機科学なんて物理学に比べればぜんぜん細分化されていない学問領域なのですけどね。

もっとも、ITの領域は、そういう研究者の知識を分離して利用することに成功しているという見方も出来るのでしょう。この話は次回に回します。

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