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研究で、はたして情報産業に影響を与えることが出来るのか?

Eclipse ACTF ProjectとaiBrowser

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お待たせしました(プレスリリース)。今年、ずっとかかわってきましたaiBrowserですが、Eclipse ACTF Projectという形で、ようやくオープンソースとして発表されました。

ACTF (Acccessibility Tools Framework) Projectは、アクセシビリティのための一連のフレームワークで、評価、代替ユーザインターフェースなどのさまざまな基本機能が提供されています。aDesignerやaiBrowserは、このACTFを用いて構築されており、aDesignerやaiBrowserを構築するために必要なほぼすべての機能が、ACTFでオープンソースとして公開される予定です。ACTFを用いることによって、アクセシビリティに必要なさまざまなツールや、ユーザ補助システムを、効率的に構築することができるようになるようになることが期待されます。

アクセシビリティは、今までは、どちらかというと小規模な活動で、ばらばらに開発や研究が行われてきた感がありますが、オープンソースとして開発が行われることで、こういった貢献が統合され、ユーザーにも開発者にもメリットになることを願っております。

今後は、IBMに限らず、さまざまな個人や団体がACTFプロジェクトへ貢献してくれればうれしく思います。

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