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研究で、はたして情報産業に影響を与えることが出来るのか?

SOAPは最初結構よいと思ったのになぁ。

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例によって、このエントリは個人的な意見に過ぎません。

村田さんのところ経由で SはシンプルのS というのを読んで、失礼ながら大笑いしてしまいました。SOAPが最初に出たときには、Transportに依存しないXMLによるメッセージ配送表現ということで、確かにシンプルなものでした。

まぁ、現実になにが起こったのかという一つの見方として、そのリンクをたどってみるとよいでしょう。しかし、私も不勉強でした。wrapped-doc/litなるものが、現在はやっていようとは...SOAPって、RPCに、これでもかとばかりに振り回されてしまっていたんですね。いや、これは現在進行形なのですね。wrapped-doc/litなるものを見る限り。

SOAPの悲劇は、結局のところ、誰もがこのレイヤに要件を突っ込んでしまって、これでもかとばかりに複雑になってしまったことにあるのでしょう。SOAPによって可能になった機能は、このあまりの複雑さのために、使うことが難しくなってしまい、結果として、HTTPとのすみわけに、非常に苦慮しているように見えます。

ここからは、実に多くの教訓が読み取れるものと思われますが...はてさて、標準というのは難しいものですね。

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