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研究で、はたして情報産業に影響を与えることが出来るのか?

時間が無いときの技術の身につけ方

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最近本当に時間がありません。おかげでまるでここも更新できないのですが、新しい技術を身につけつつ開発を行わなくてはならないという事態が続いています。

基礎的なことはともかくとして、日々新しく生まれてくる雑多な技術を身につけるためにはどのようにすればよいでしょうか?ここで言う雑多な技術とは、原理は理解できているものの、それを実現するために必要な付帯的な知識のことをさすとします。具体的には、個々のAPIとかtipsのようなものがあげられます。

(もっとも、基礎的な知識は話は別です。こちらはじっくりと時間をかけて学ぶ必要があります。例えば、トランザクションの知識が無いのにもかかわらずEJBのようなものを付け焼刃で覚えたところで、後で痛い目にあうだけです。)

最近、インターネット上のリソースが豊富になってきたことと、検索エンジンがかなりうまく機能するので、このような知識はほとんどネット上で検索することによって得られるようになって来ました。したがって、昔よりもこのような知識に対する対応の仕方が変わってきているように思います。

昔は、このようなTipsやAPIの知識は、まだそれなりに寿命がありました。C standard library、HTMLやWin32 APIなどは今でも役に立つことがあります。しかし、最近提案される技術の寿命の短いこと短いこと。こういうものには以下の様に対処するのが効率的かなと考えています。

  1. 基本的にはそもそも覚えない。後で検索しやすいキーワードだけ頭にしまっておく。下手に覚えるよりも、検索のテクニックのほうがずっと重要。
  2. 意味を必要以上に深く追わない。実装及びテストケースで細かい意味には整合性を持たせる。
  3. うまく動作せずに困ったときには、先人の知識を出来るだけうまく検索する。
  4. 知識は広く浅く。現在では、同じことをするのに、複数以上の選択肢があることが多い。知識を広く持っておかないと、選択することも出来ない。

こうやって書いてみたものの、私も試行錯誤しているなという感じがします。やらなくてはならない範囲が非常に広くなってきているので、何か効率の良い方法を今後とも探して生きたいと思っています。

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