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「最高の個をつくる実践哲学」開催レポート!-ドラッカー、コヴィー、カーネギー(DCC)セルフマネジメント同時入門ー

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当ブログでご案内した「最強の個をつくる実践哲学ードラッカー、コヴィー、カーネギー(DCC)セルフマネジメント同時入門」が無事に終了。

今回は、イベントがどんな感じに開催されたかをレポート!

今回の企画は、P・F・ドラッカーの研究団体、ドラッカー学会で理事として活躍されている、井坂康志さん、花松甲貴さんの呼びかけで、
「7つの習慣」のフランクリン・コヴィー・ジャパン提携団体
一般社団法人「7つの習慣(R)アカデミー協会」さん、
『人を動かす』『道は開ける』などの自己啓発トレーニングの先駆者ともいえる、
デール・カーネギー・トレーニング・ジャパンさんが、
一同に会し、それぞれの立場から理論と実践例などに基づき
「セルフマネジメントの本質」に迫ろうという試み。

IMG_20190316_162352.jpg扇動的なメッセージ
"「習慣」への導火線に火花が散る一日"
が光るご案内。

基調講演は
「エッセンシャル・マネジメント」
講師は、早稲田大学大学院(MBA)客員准教授で現在はエッセンシャル・マネジメント・スクール代表の西條剛央先生

西條先生.jpgのサムネイル画像

西條先生は仙台ご出身で、東日本大震災時に「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、ボランティア未経験な中で日本最大級の復興プロジェクトへと成長させた実績がある方。

これまでの実績と現在の実践に基づきお話いたいただいたのは、本質行動学に基づくセルフマネジメントの核となる部分。それは言われれば「最もだ!」と思うけれども、では「実践してますか」と問われると誰もが答えに窮する究極の問いの連続。

この内容は反響が大きく、フェイスブックやブログで多くの方がレポートされていました。

さらに、全体を総括する場面で再度登壇され、
【方法に人を合わせない、人に方法を合わせる】
というお話が。これは、私がもっとも印象に残ったフレーズ。

この考え方は「管理思考」の強い組織ではなかなか受け入れにくいかもしれません。
しかし、時代が大きく変わる中、ここにイノベーションのヒントがあるかも・・・と思ったのは、私だけではなさそうです。

続いて、経営者、中小企業診断士、(社)実践するマネジメント読書会ファシリテータ機構理事など、いくつもの顔を持つ和光良一さんから
ドラッカーの「7つの体験」を紹介していただきました。

3月16日 和光様.jpg

和光さんは『創生の時』(1995年初出)の、ドラッカーとダイエーの中内功さんの往復書簡集、中内さんからドラッカーへの問い
「不況に突入する世相において、普通の人々が成果を上げられるようにするためには、自ら、どんなことに注意して努力していったらいいのでしょうか?」
をもとに、ドラッカー自身が成果を上げられるようになったきっかけをまとめた「7つの経験」のエピソードからお話いただきました。

最初のエピソードは「ヴェルディの教訓」。
当時18歳だったドラッカーは、オペラ『ファルスタッフ』に強い感動を覚えます。さらにその作品が、ヴェルディ80歳の作品と知り衝撃を受けます。
ヴェルディがその年齢で素晴らしい作品を生み出すことができたのは、「いつも失敗してきた。だからもう一度挑戦する必要があった」というヴェルディ自身の生きる姿勢にありました。
これを知り「最高のヴィジョンをもたねばならないことを学んだ」というドラッカー。
このエピソードを皮切りに、ドラッカーの人生に影響を与えた出来事を、和光さんご自身の経験談を織り交ぜながら紹介いただきました。

次に、一般社団法人「7つの習慣(R)アカデミー協会」代表理事の斎東亮完さん
テーマは「コヴィーは7つの習慣で何を伝えようとしたか」

3月16日 斎東様.jpgのサムネイル画像

斎東さんのパートは、ご自身のフェイスブック上の引用を紹介させていただきます。

「『7つの習慣』は本を持っている人は多くても、 ミッションを明文化している人は、 どこでアンケートをとっても、 全体の数パーセント程度です。

しかし、 今回の参加者の皆様は、ミッションを明文化している人は、半分ぐらいいらっしゃりました。いつもの10倍〜数十倍で、過去最高率。流石でした。

ミッション(人生の指針・方針)を明文化したからといって、 短期的には、何も変わらない場合もありますが、 数十年間の長い人生のなかでは、 確実に、大きな違いをもたらします。

基本を実践していくことこそ、マスターの道。
そして、成果を出していく秘訣。

今回の企画は、 初企画で分からないところもたくさんありましたが、 実践促進の良い機会になったのであれば、とても有意義だったと思います。

参加者には、 もしドラ著者の岩崎 夏海 (Natsumi Iwasaki)さんをはじめ、 ドラッカー関連本の著者や専門家も多数いらっしゃったり、
ドラッカー、デール・カーネギー、7つの習慣に初めて触れる方もいらっしゃったので、 話の焦点をしぼるのが難しかったですが、コヴィー博士が伝えたかった思想を30分でまとめるというミッションは なんとか果たしました。

wikiや書籍にのっているような要約文・紹介文を話してもライブの意義がないですから、wikiや書籍からでは得られない情報を 提供させていただきました。

斎東さんはお話を進める際、何度か「インサイド・アウト」という、『7つの習慣』のベースとなる部分に触れておいででした。そのことから、原則をもとに成果をあげるためには、常に「自分の今の状態を確認すること」が大事なことが伝わってきました。

次に、デール・カーネギー・トレーニング・ジャパンコンサルティング部長の仲澤尚さん
テーマは「カーネギーのセルフマネジメント哲学」

3月16日 中澤様jpg.jpg

仲澤さんは、ご自身の経験談を豊富に盛り込みながらお話いただきました。

私が個人的にとても印象に残ったのは、カーネギーのプログラムを新しいお客様にご案内に伺ったときのお話。

丁寧に準備をして訪問した先で、初対面の担当者に、自身が抱える悩みを吐露し続けられることに。
(せっかく準備してきたのに...)と、思ったその瞬間に頭を過ったのが「人を動かす原則」の「15.相手にたくさんしゃべらせる」。

そこで(今日は、プログラムの紹介は諦めよう)と決め、徹底して聴くことに徹したそう(その時間なんと2時間ほど!)。

すると、相手が「そろそろ時間だね。あっ、そういえば、今日は何の話だっけ?」と水を向けてくれたので、ごく簡単にセミナーのご案内をすると「わかった。じゃ、何人か行ってもらうから」と、即断即決していただけることに。
このお話は、「営業現場あるある」で、とても共感しました。

このような流れで、原則を実践でどのような形で生かすかを、会場を巻き込みながらお伝えいただきました。つい悩みを聞いてもらいたくなってしまうようなそのお人柄に、多くの方が惹き込まれ、魅了された様子でした。

もうこれだけでも、十分すぎるほどですが、さらにここからがこのプログラムの真骨頂。トークセッションです。ご登壇いただいた、和光さん、斎東さん、仲澤さんに加え、企画者の井坂さん、花松さんが加わり、一気にスパーク。

3月16日 セッション.jpgのサムネイル画像

今回は書ききれないので、また後日。


なお、本イベントの企画をされた、井坂さん、花松さんが実行委員を務めるドラッカー学会の総会&大会 ネクスト・ソサエティ・フォーラム2019が、2019年5月11日に開催されます。
テーマは、
教育革命と知識社会
今、「もう一つの知性」を問う。  ー追悼 上田惇生先生

今回登壇された、西條先生はじめ、花松さん、井坂さんも登壇予定。
詳細はこちらのピーテックスサイトをご覧ください。
(どなたでもお気軽にご参加いただけます)

ドラッカー学会のイベントの前に予習されたい方はこちらがお勧め!
Six Stars Consultingではドラッカーのマネジメントの基本をわかりやすく、実践的に学べるワークショップを開催しています
講師は、ドラッカー学会理事井坂康志先生です。
マネジメントに関心のある方、初めてマネジメントをする方、成果をしっかりあげたい意欲のある人に適しています。
次回開催は、4月20日(土)13:30~16:45
テーマは「マネジメントの基本とアプローチ」
詳細は、はまドラフェイスブックページをご覧ください。
  
「はまドラ」フェイスブックページ

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