一体感ある職場、風通しの良い職場のリーダーの共通点
リーダー対象の研修で、研修の参加目的をお聞きすると「一体感ある職場にしたい」、「風通しの良い職場がつくりたい」というご意見が圧倒的。
その上で現状をお聞きすると、
・職場での会話が少ない
・会議やミーティングで意見がほとんど出ない
・会議やミーティングは「業務報告」が中心で、主体的な意見が出ない
・それぞれの立場でモノを言うので、話がまとまらない
・新しいことに取り組もうとすると否定的な意見ばかり
・仕事を頼みにくい
・任せられない
・・・といった、お困りの声が多数上げられます。
切実ですよね・・・。
私も社内でミーティングをしていると「噛み合っていないなぁ・・・」と感じ「どうしたらベクトルが合わせられるだろうか?」とずっと悩んできました。
そこで、一体感があって成果を挙げているリーダーから学ぼうと考え、観察し続けていると、次の共通点がありました。それは。。。
「自分がどうしたいか?」をはっきり持っていること。
取り組まなければならない仕事のテーマがあったとき、
①何のためにやるのか?
②目標(達成基準)は何か?
③取り組む過程で得たい価値は何か?
④やりたいことは何か、やりたくないことは何か
⑤やってみたいことは何か
⑥大事にしていることは何か
⑦やってほしいことは何か、やってほしくないことは何か
⑧自分は何ができるのか、何ができないのか
⑨力を貸してほしいことは何か
⑩①~⑨をふまえた上で優先順位、期限、計画、活用できるリソースは何か
などなどが、はっきり整理されていました。
そのため、メンバー側から
「こういうことが私はできます」
「これはいかがでしょうか」
「こういう時はどうしたらいいでしょうか?」
といった、提案や相談がしやすいということが、わかってきました。
書き出した内容をみるとそれほど特別なことではない気がします。しかし、実際に自分の業務におきかえて考えてみると、あいまいにしかイメージできていなかったり、違う考え方やアイデアが示されるとブレてしまうことがありました。それが、メンバーや仕事の関係者から見たときに、わかりにくさや、意見の出しにくさ、動きにくさにつながっていたようです。
では、一体感があって成果を挙げているリーダーは、どのようにして具体化したり、ブレないようにしているのでしょうか。
個々にお話を伺っていくと、
○メモをいつも持ち歩き、気づいたときにすぐ書き留める
○ノートに書き出す
○日記をつける
など「書き出し」さらに「見返す」習慣があるようです。
そして、それを継続していくと「自分がどうしたいか」「自分が何をすべきか」がわかるそう。そして、それが自分の中で明確になるに従い、周囲の反応が変わり、気づかないうちに成果が挙げられるようになった。
という声が非常に多くありました。
そこで、私も意識して実践してみると、ある時期から、一体感があって成果をあげているリーダーがおっしゃっていたことが、非常によくわかる、いわば、ハラおちする体感がもてました。
「書き出すだけで?」
と、思うかもしれませんが、「書き出す」ことにより、自分が何を考えているかや、自分が置かれている状況を、客観的に見ることができます。自分を客観的に見ることができると、色々な気づきも生まれやすくなるようです。
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