お弁当屋さんで、お弁当以上に価値があるものとは？

　１月〜３月は、現在進行中のお仕事と来期の予算に関連することが、同時に動いている組織も多いのではないでしょうか。ありがたいことに、私の会社もそんな時期を迎えておりまして、今週から少々残業が増えています。

　そんな残業続きの金曜日。今日はお客様先に出かけていたのですが、そこでお借りした化粧室での出来事。ふと鏡を見ると・・・ぎょっとするほど疲れた表情の私が鏡に映っているではないですか。４０代も半ばを超えてくると、仕事が立て込んだ週の終わりは、なかなか厳しいものがあります。そして、明日も仕事。

　ということで、今日は家で食事を作るのをあきらめ、乗換駅の駅ナカでお弁当を買って帰ることにしました。

　そんな駅ナカのお弁当売り場での出来事。

　お弁当以上に目を奪われたものが！

　それは、新入社員世代と思われる男性販売員さんの「いらっしゃいませ」の言葉とともにうかんだ飛びきりの笑顔。「つくった笑顔」というのではなく、「自然な笑顔」とはこのこと！というぐらい、普通の表情がすでに微笑んでいる感じなのです。

　その笑顔に引き込まれるように「ロースカツ弁当２つ」と注文すると、笑顔で「おふたつですね」との返事。そして、お会計後も「ありがとうございました」と笑顔。

　彼の笑顔で「よしっ、明日も頑張ろう！」と食事以上に元気をもらえた気がしました。そして、自分も疲れた顔ではあるものの、笑顔を意識したほうがよさそうだ・・・と、わが身を振り返ったのでした。

　こんな出来事から、経営の神様と言われた松下幸之助さんは、

「笑いなはれ、笑いなはれ」

　と繰り返しおっしゃっていたとか。
　それにより、窮地に陥った組織も回復したといったエピソードを思い出しました。

　疲れている人が多い時期、笑顔だけでも大きな価値があるみたいです。

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