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夜遅くまで仕事をする、管理職が知っておきたいこと

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 「言葉が、人生をつくる」。誰かの一言が、いつの間にか自分を育ててくれていることがあります。しかし、その一言をいつも覚えているわけではありません。悩んだとき、困ったとき、判断が必要なときにふと思い出し、元気になったり、勇気づけられたり、決心につながったりすることがあります。そうした自分を励ましてくれる言葉は、本当にありがたい存在です。しかもそれは、お一人お一人にとって特別なもの。
 そんな特別な言葉を思い出すきっかけになればと思い、私のつたない経験をつづります。

 今回は、大変お世話になっている、経営コンサルタントの先生の言葉です。

 原田さん、仕事は19時までと決めてはどうでしょうか?

 今から10年以上前のこと。現在の会社を起業する前の話です。
 当時私は、営業の責任者というポジションでした。
 小さな会社でしたので、会社を維持し、メンバーに金銭的な面で迷惑をかけないためにも、「達成すべき営業目標」が頭から離れず、とにかく業績向上につながることであれば何でも取り組んでいる時期でした。そのため、仕事がどうしても長引く傾向に。普通に仕事をして、22時。時には深夜まで仕事をすることも。
 当時の私はそれを苦でもなく、むしろ、楽しんでやっていました。

 しかしあるとき、お世話になっている経営コンサルタントの先生が、私のメール送信時間が常に遅いことから、この状態のままでいることは、将来的によくないとお感じになったのでしょう。「19時までと決めては?」とメールをくださいました。

 そして、その言葉の後に、

みんなのためですよ

 と、書かれていました。

 私はこの言葉にハッとしました。私は好きで苦にならないので構わなくても、社内の他の人たちは、それぞれ家庭、自分の時間、体調もあります。
 しかし私が遅くまで仕事をしていれば、「少しでも長く」と思ったり、「負担をかけて申し訳ない」という気持ちももちます。当時の私には、そのような配慮がまったく欠けていたことに気づかされたのでした。

 その助言をいただき、「19時終了」と決めて仕事をするようになりました。
 そうしたところ、翌日に疲れが溜まらないので、集中力が高まり効率がよくなりました。

 当時は「このような効果も見込まれてのアドバイスだったんだな」と、ありがたく感じました。

 さらに、その言葉をかけていただいてから10年以上が経ち、気づいたことがありした。
 それは、長時間労働の蓄積による影響は、後々やってくること。実は、40代に入り重症の腰痛やホルモンバランスの乱れなど、さまざまな症状が次々と噴出しました。それは、過去の不摂生によるものだと思っています。
 以上のことから、ある程度の休養と睡眠時間は、いい仕事を長く続け、いい人生を送るためにも、大事なんだなーとつくづく思っています。

 また、昨今は、さまざまな事情を抱える方も増えています。管理職は、役割分担や仕組みの見直しもあわせて、時間を意識することが、ますます必要なのかもしれません。

~夢を創り、夢を育む~出あいに、感謝

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