あがり症の克服につながった言葉とは
「言葉が、人生をつくる」。誰かの一言が、いつの間にか自分を育ててくれていることがあります。しかし、その一言をいつも覚えているわけではありません。悩んだとき、困ったとき、判断が必要なときにふと思い出し、元気になったり、勇気づけられたり、決心につながったりすることがあります。そうした自分を励ましてくれる言葉は、本当にありがたい存在です。しかもそれは、お一人お一人にとって特別なもの。
そんな特別な言葉を思い出すきっかけになればと思い、私のつたない経験をつづります。
今回は、世界的ダンサーとして活躍するケント・モリさんの言葉から。
私の悩みは人前であがること。それを克服したいと思い、日々試行錯誤していたある日のこと。
マドンナやマイケル・ジャクソンに認められ、ダンサーとして活躍するケント・モリさんのインタビュー番組を目にしました。マドンナのツアーであれば、観客の規模も、そしてその期待も、とてつもなく大きいはず。そんなところで、よくパフォーマンスができるものだと思いながら見ていたときのこと。ある言葉に衝撃を受けました。それは、
マドンナは、失敗ができないほどリハーサルをする
このようなニュアンスで、マドンナはリハーサルを徹底するという話をされていたのです。
この言葉から、「そうか、間違えなくなるまで練習すればいい」という単純なことに気づかされました。
それまでは、練習はしていたものの「あがったらどうしよう・・・」と考えながら取り組むため、練習そのものに集中でしていませんでした。しかし、「間違えなくなるまで練習する」と決めて取り組めば、練習内容に集中できる。そうすれば、大丈夫だ!と、大きなヒントを得ることができたのです。
それ以来、人前で話す機会があるときは、内容に集中して準備と練習に取り組むようにしました。そうしたところ、あがらなくなっただけでなく、質も高められるという効果があることを、体感しています。
さて、練習ですが、本来は会議室などで実際に声を出して行うことが一番効果的です。しかし、そのような条件が整わない場合も「脳内リハーサル」(頭の中でのイメージトレーニング)を繰り返し行うだけでも十分効果があります。
あがることが不安な方は、試してみてはいかがでしょうか。
~夢を創り、夢を育む~出あいに、感謝
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