オルタナティブ・ブログ > ひといくNow! -人材育成の今とこれから- >

HRD(人材の育成、教育研修)の現場から、気づいたこと、アイデアを発信します。初めて人材育成や教育担当になった方でも、わかりやすく、取り組みやすい情報提供を目指します。特に、20代~30代を元気にしたいご担当者様、是非このブログにご参加ください。

30代は「企画力」「提案力」「行動力」を磨くチャンス

»

 1998年前後に30代前後の層に流行った研修がありました。それは、「企画力・提案力向上研修」。A4フォーマット1枚で企画概要をまとめ、それをプレゼンするといった内容でした。当時は、オフィスにIT機器が浸透し始めた頃。新しいツールの普及に合わせ、新しい製品・サービスをどんどん考えようという空気が職場にありました。
 また、営業研修の実施に際しお客様先にヒアリングに行くと「●●さんは、最近、いい提案を持ってこなくなった」という言葉を度々お聞きしました。この意味するところは、新製品・新サービスの情報は持ってくるけれども、わが社に合った(わが社の業績に貢献するための)提案を持ってこなくなった、ということです。この点に、危機感を持つ人たちも多くいらっしゃいました。
 このような話があちこちでされ、営業のみならず、どの職場でも「企画・提案が重要」と言われ、それを磨こう!という空気があった時代です。
 
 しかし2000年以降、インターネットが浸透。徐々に「企画力・提案力」研修は姿を消し、「プレゼンテーション」が重視されるようになりました。この頃から、お客様の仕事の進め方も変わっていきました。自ら情報収集し、ある程度選択した上で、外部へ相談をする方向へとです。
 加えて、金融がグローバル化し会計基準が変わったこと、評価制度の見直し、金融危機、震災、SNSなどによる情報の拡散スピードが加速するなど、様々な出来事を経る中で、常に「成果が問われる」あるいは「失敗が許されない状況」におかれたり、「事業の統廃合」、「権限範囲の縮小」、「様々なコストの見直し」などにより、職場から余裕が失われていきました。それに伴い、社内での提案機会も減っていったように感じています。また、失敗しないようために「無難な提案」という社員側の意識も働いたかもしれません。
 その一方で、「やりたいこと」「自由な発想」「行動力」を持った新興企業が業績を大きく伸ばし、ブランドとして育った時代でもありました。
 このような時代の流れを見る中で、多くの組織で働く30代前後の社員が「仕事がつまらない」と感じているのは、自らアイデアを考え、形にし、人に協力をしてもらう機会が減っているからではないでしょうか。
 
 そこで、次回から「企画力」「提案力」「行動力」をテーマに、考え方やアイデアをご紹介していきます。というのは、2020年の東京オリンピック開催に向け、時代の転換期に差し掛かっており「企画力」「提案力」「行動力」を磨くことで、新しい製品・サービスを生み出すチャンスだと思っているからです。
 今は企画や提案の機会がない方でも「やってみたい」と思っていただくことを目指します。特に、30代の方に読んでいただけると嬉しいです。それではまた、次回もよろしくお願いします。

  
☆☆☆Six Stars Consultingからのお知らせ☆☆☆
 社内講師(インストラクター)として活躍される人を対象にしたブログをスタートしました。
 【社内講師応援ブログ】  http://www.six-stars.jp/blog1/
 参加者の「行動変容」につながる考え方や運営上のヒントをご紹介しております。
 新入社員研修の準備などにお役立てください!(「お気に入り」に入れていただけると嬉しいです)
 

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する