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日本や日本人って何だろう。改めて「海外」を考えるヒントを身近な話題から

GoogleTV分解レポートを読んで、標準搭載されているという「絵本読み上げサービス」を使ってみた

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メールで飛び込んできた「GoogleTV分解レポート」の情報にワクワクしながら読み進めていくと、MeeGenius という絵本読み上げサービスが標準で搭載されているという記述が目に入った。分解を担当したエンジニアの方々の評判もいいらしい。

ウチの息子にどうだろうか。別にGoogleTVでなくても普通のPCでどこまで使えるのだろうか?と思って、早々に試してみた。

まずは、「シンデレラ」「ジャックと豆の木」「狼少年」「アリとキリギリス」など、よく知っている物語を聞いてみた。
確かに、再生ボタン一発で自動的に読み進め、該当単語部分を自動的にハイライトし、ページめくりも自動的にやってくれる。
その気になれば、早送りや巻き戻しも。ページめくりの感覚で実行できる。
Gingerbread_2

さらに、登場人物の名前を自分の子供の名前にカスタマイズして読んでもらうことも可能なようだ。DisneyのDVDなどを流しっぱなしにするよりも、面白いかも知れない。

大画面TVにPCをつないで、子供相手に楽しむことができそうだ。

さて、それぞれの絵本の内容についてであるが、「蟻とキリギリス」は、イソップの原案そのままではなく、ディスニーによってまろやかに改変されたストーリーの方である。
他の話も、絵本として適度な時間とページ数に収めるため、ストーリーが圧縮されているところがあるようにも感じる。

その後で、日本にはなじみ薄いが欧米人には当たり前らしい「Gingerbread boy」の絵本を開いてみた。
以前、その表情がとっても癒されるのでクリスマスの気まぐれにGingerbread boyの人形を買っており、我が家においては「欧米では何らかの有名なキャラクタのようだが、良く知らないのでずっと気になっていた」という存在だったのだ。2-3歳向けのぬいぐるみとして定番キャラクタらしい。

「ニモに乗ったGingerbread boy」
Rimg0676

この物語、よく聞いてみると、「調子に乗りすぎていると最後にはキツネに食べられる」という悲しい結末を迎え、子供の頃から厳しい現実を突きつける話であることに気づかれされる。(上の画面ショットはその場面)

やはり、欧米では単純なハッピーエンドではなく、規律や戒めを教える童話が結構多いようだ。

以前にも「日本人の人の良さ、勤勉さ」は、幼児教育にまで起因するものではないか?」で記述したが、この種の幼児教育が、各国の交渉術や・人生観の形成にも反映されているような気がする。

また、GoogleTVの分解レポートそのものの方も、非常に興味深かった。
SONYのTVにおけるグローバリゼーション戦略を占う上でも面白い。
使用されている部品や基盤の構成から、共通モジュール化や各社のグローバルな調達関係などを予測してくれる。

今回のGoogleTVはSONY、Samsung、Androidという連合軍の組み合わせである。
半導体にもルネサス(元NEC)が使われているようであり、どうやら「対Apple包囲網 日米韓・3国同盟」のような話である。

ちなみに、この分解班の活動は、iPhone , iPad, Kindleにも及んでおり、新製品が出るたびに楽しみにしている記事の一つだ。

しかも、こういう記事を英語に翻訳して公開しているという意味では、出版社の志もすばらしいと感じる。

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