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地方議会の議員になるための得票数が1000~3000票だったとは。。

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統一地方選挙の第2幕が終わった。2週間前の知事レベルを受けて、今回は実際の実務を行う区長・市長、区議会・市議会議員などの基礎自治体レベルである。地方自治体向けの仕事などもやっている関係で、市長・区長の交代がないか、議員の多数派が変わることでプロジェクトの進捗に支障をきたさないかなど、商売柄、結構気になることも多い。

また一人の有権者としても、今回の選挙は「震災、自粛ムード」があったせいか、目だった選挙演説や候補者プロフィール一覧のビラなどもなく、(私だけかも知れないが)非常に情報不足の中で投票をしなければならず悩んだ感がある。

  • 他の人たちはどういう判断基準で何を見て投票したのだろうか?
  • その結果はどうなったのか?

が非常に気になり、いくつかの地域での結果を調べて分かったのが標記の事実である。

例えば、私の地元の世田谷区の場合、アバウトな計算であるが
投票総数=有権者数(68万人)X投票率40%=28万票 で71人立候補、52人が当選。

立候補者数で単純平均すれば 28万票/71人=3943 票 が得票の目安。
実際の開票結果はこちら。当選者の最低ラインは3200票ほどだ。

マーケティングを生業としており、Twitterのフォロワー数やWebサイトの訪問者数など桁違いの数字を観ているいる立場からすると、このくらいの出席者数のセミナーなどはそこそこ存在するので、「3000-4000票くらい、すぐに何とかなるのでは?」と思ってしまう。

たしかに地元の有名人、PTAやボランティアの顔、ちょっと美人・イケメン、支持政党の組織票などの条件があれば、簡単になれてしまいそうな気がするのは、気のせいだろうか。

実際には、少ない得票数で議員になれる地域ほど、全体数よりも「地域におけるマインド・シェア=日常活動の印象」が効いてくるので、そう単純にはいかないのだろうとは思うが。

一方、当落の境目はわずか60票程度というのも、恐ろしい。
営業マンの世界で言えば、「予算に1円でも未達であれば給料ゼロ」というぐらいのプレッシャーであろうか。

もう一箇所、住基ネット参加・不参加で有名になった国立市の選挙結果なんかを見てみると、議員になる最低得票数が800票たらず。
しかも、最後の当落の差はたった3票。。数字のドラマだ。

有権者 58820人 投票率=58%、投票総数32000人
議員定数22人、立候補26名 => 単純平均で 32000/26=1230 票が得票数の目安という感じであろうか。

こうしてみると地方議員になるにも一票の格差があるようだが、こちらは「予算との兼ね合いで、議会と地元住民の決めること」と考えれば、格差もやむをえないのだろう。

 

とはいえ、結局、「なんか地域代表の議員が多すぎるんじゃないか」という素朴な感想に行き着いてしまう。
区議会議員、都議会議員の選挙区別、衆議院地方区、など似たような地域でいったい何人・何階層の代表が存在することだろう。

「決断力を持てない社会」の象徴のように見えてきた。

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