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ノンバーバルの威力

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仕事が変わったことを口実に、しばらくサボっておりました(反省)。

9月より、ヘルプデスクサービスの仕事に携わらせていただいています。追々、そのあたりについても記述させていただきたいと思います。

また、12月にはビジネススキル研修の一貫で「要約力」「組織力を高めるコミュニケーション」研修を開催することとなりました。ご興味のある方はお申込みいただけますと、幸いです。

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さて、本題です。

現在、研修の準備もあり、コミュニケーション関係の事象には貪欲かつ敏感になっています。そこでコミュニケーションの話題を一つ。
コミュニケーションの形成には、一般に口頭と口頭でない要素が含まれるといわれていて、それぞれバーバルコミュニケーション、ノンバーバルコミュニケーションといいます(おなじみの方も多いこととは思いますが・・)。
バーバルコミュニケーションは言葉として交わされる会話を指しますが、ノンバーバルは話し手の顔の表情や声の調子、話すときの間(ま)、ジェスチャーなど、様々であり、口頭以外のすべての要素をノンバーバルと称します。

以前から気にかかっていたことがありました。
自分より年下の相手と話しているとき、気づくとそこに上下関係が生まれている。。相手が敬語で話していることに気づくのです。プライベートの席で上下を気にする必要もないので「敬語なんか使わないで。気にしなくていいよ。」と声をかけるのですが、そのような状況に何度も出くわしていました。いまはコーチングやコミュニケーションの訓練(?)のおかげで以前ほどに気にかかることはなくなりましたが、過去に経験があった分、同じような状況での他人の会話は気にかかります。

先日出席した親戚の結婚式の二次会に、新婦が世話になったという親戚の叔母が若い人たちに囲まれて出席していました。年恰好も服装も、趣味も住まいも、全く共通の話題がないはずの叔母は次々と会場でお友達をつくっていきました。しまいには「来年は叔母さんのうちに遊びにいくから!」とまで話が進む始末。以前から私が知っているこの叔母はいつもこのように友達を増やしていくのです。後で叔母に聞いてみると、名前は聞いたけれども、どんな仕事をしてどんな生活をしているかは知らない、とのこと。相手の心の奥深いところにするりと入ってしまうことのできる不思議な力をもっているのです。

ノンバーバルは表情や声のトーンにとどまらず、その人のもつ意思やそのときの気分、インスピレーションまでも影響するのだろうな、と思います。

内面から明るく健康的になることで、建設的なコミュニケーションを形成していきたいものです。

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