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タグをいじる楽しみ

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様々な分野で新しいことを人から教えていただくことが多くなって、頭の中がオーバーフローしはじめた。今までは打ち合せに持参していた手帳にキーワードを残しておく程度であったが、この際、自分専用ブログにまとめてはどうだろう? と思い立ち、日記のフリーソフトのMemory Recorderというのをダウンロードして日付別にメモとして残すことにした。

記述した日記はブラウザで確認したり、ブログにアップロードをしたりできる。あまり作りこまれていなくてプレーンなところが気に入って使っている。日記はプレーンテキストのため、HTMLタグを挿入して飾り付けを施し見やすくしていく仕組みになっている。

もともと「メモとして書き残しておければいい」程度で使い始めたので、凝るつもりもなくただ書き連ねるつもりが、ブラウザで確認するとやっぱり寂しい。見栄えも悪く、「ああ、こういうサイトあるよな・・」と思わせる素っ気ないページに仕上がってしまっている。では久しぶりにタグでも挿入してみるか、ということでいじり始めてしまった。
改行、太字、下線、リスト、文字色、段落 等々。

Webの進化により、HTMLタグなど確認することはあっても久しく記述することがなかったため、ほとんど忘れてしまっている。それでも毎日快適にWebを使っていられる。私の周りはコンピュータは筐体を開けてひとつひとつ学ぶ世代だったから当時は苦労しながらも失敗を繰り返して身につけていったものだが、今の人たちはWebをどうやって勉強しているのだろう?

実際、新卒者や初心者向けのIT教育も行っているが、そこでは仕事上で必要なことをインプットするものが多く、ツールの活用や現在あるテクノロジの説明に終始している。便利なツールをいかに有効に活用するか、といった教育が中心で、そもそもそのツールの構造はどうしてこうなっているのか、どういう経緯を経てこの機能にたどりついたのか、などのややこしい部分については専門家が熟知していればよいといった傾向にある。ユーザやシステム運用・管理者までも知る必要のない情報は沢山あるが、あと一歩踏み込んだら今までとは違った別世界が見えてきたり、より興味をもって活用したりできるのでは?、とつい思ってしまう。

だが便利になったことでパソコンユーザやネットユーザが拡大したのも事実。ややこしいことを経験しなくても済むからこそ、誰とでもコミュニケーションできる恩恵を受けているともいえる。

そんな自分の中でのIT学習にまつわる歴史を振り返りながら、タグ挿入に夢中になる一日であった。

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